■千葉ジェッツvs三遠ネオフェニックス(@船橋アリーナ)
第1戦:10月13日17時5分~、第2戦:10月14日16時5分~
10月4日、先行して行われた川崎ブレイブサンダースとの開幕戦、さらに翌々日に行われた第2戦でも逆転で屈し、まさかの連敗スタートとなった千葉ジェッツ。初戦は互いに硬さが見られ、どちらが主導権を握るかと思われたが、最後に抜け出したのは川崎だった。連敗のできない千葉は、第2戦、序盤から確実に得点を重ね、最大で21点ものリードを奪う展開とする。しかし、後半に入り川崎の粘りにじりじりと点差を縮められ、最後は辻直人に逆転の3ポイントを浴びて、万事休す。千葉にとって悔しい開幕節となった。
一方、三遠ネオフェニックスは京都ハンナリーズとの開幕戦を勝利で飾った。この試合、寺園脩斗、川嶋勇人、太田敦也という日本人選手の活躍もあり第1クォーターでスタートダッシュに成功した三遠は、後半京都の追い上げを振り切り、幸先のいい1勝をあげた。しかし、第2戦は京都のデイヴィッド・サイモンと伊藤達哉の猛攻に屈して連勝とはならず。今節は今シーズン初のアウェーでの戦いを迎えることになった。
開幕節、千葉は持ち前のアーリーオフェンスを繰り出すことができなかった。もちろん、川崎が徹底的にそれを抑えたことも大きいだろう。しかし、それによりオフェンスのリズムを崩し、2試合を終えたフィールドゴール成功率は37.8パーセントとまさかのB1、18チームの中で最下位の結果となっている。
千葉がこれを立て直すには、ディフェンスからアーリーオフェンスという得意のスタイルを徹底するしかないだろう。アーリーオフェンスが復活すれば自然とシュート確率が上がっていき、アウトサイドでフリーの状況を作り出すことにもなり、シュート成功率はおのずとアップするはずだ。
逆に三遠としては千葉に得意なパターンを出させないことがポイントとなる。ロバート・ドジャー、ウィリアム・マクドナルドの両外国籍選手は第1戦で“ダブルダブル”を同時に達成。第2戦でもリバウンドが9本ずつと、ゴール下で安定した働きを見せているだけに、千葉のギャビン・エドワーズをはじめとするフロントコート陣と互角に渡り合えるかが勝負のカギを握ると言えるだろう。
■ロースター
・千葉(ヘッドコーチ:大野篤史)
ジョシュ・ダンカン(NEW)
富樫勇樹
マイケル・パーカー
田口成浩(NEW)
トレイ・ジョーンズ(NEW)
大宮宏正(NEW)
アキ・チェンバース
西村文男
藤永佳昭(NEW)
ギャビン・エドワーズ(NEW)
石井講祐
原修太
小野龍猛
・三遠(ヘッドコーチ:藤田弘輝)
ロバート・ドジャー
寺園脩斗(NEW)
川嶋勇人
長谷川智伸(NEW)
渡邊翔太(NEW)
太田敦也
岡田慎吾
ダシルバヒサシ
鈴木達也
菅野翔太
シャキール・モリス(NEW)
ウィリアム・マクドナルド(NEW)
田渡修人