■名古屋ダイヤモンドドルフィンズvsライジングゼファー福岡(@ドルフィンズアリーナ)
第1戦:10月27日16時05分~、第2戦:10月28日15時05分~
名古屋ダイヤモンドドルフィンズは琉球ゴールデンキングスに連敗を喫したものの、その後はライジングゼファー福岡、大阪エヴェッサ、滋賀レイクスターズに連勝と、ここまで確実に勝ち星を積み重ねている。また、ホームでは開幕節のシーホース三河戦、福岡戦と無敗を続けているだけに、今節も確実に勝利を重ねたいところだ。チーム状況は司令塔の笹山貴哉の復帰が遅れているものの、移籍の小林遥太、ルーキーの笠井康平できっちりとカバー。新外国籍選手のマーキース・カミングスもチームにフィットして持ち前の得点能力を十分に発揮している。
対する福岡はB2から昇格してのシーズンでB1の壁に苦しんでいる。現在、B1に属する18チーム中、今季勝ち星がないのは福岡のみとなった。福岡にとって、思いどおりにオフェンスを展開することができず、得点が伸びていないのが悩みの種だ。その状況を一新させようとボブ・ナッシュアソシエイトコーチにチームの指揮を託すことを決定。名古屋Ⅾ戦が、ナッシュACが指揮を執る2節目となる。直前の京都ハンナリーズ戦には、第4クォーター途中まで一進一退の展開に持ち込めただけに、今節、何とか初白星を奪い取りたいところだ。
勝敗を分けるポイントは外国籍選手のパフォーマンスか。名古屋Dはジャスティン・バーレル、クレイグ・ブラッキンズ、カミングスが好調を維持。どのコンビでもそれぞれが持ち味を発揮できるだけに、福岡にとっては脅威となるだろう。
対する福岡はデクスター・ピットマン、ベンジャミン・ローソンがゴール下を支配したい。ピットマンが211センチ、ローソンが216センチとともに210センチオーバーの大型センター。このツインタワーが機能すれば、高さの面では劣る名古屋Ⅾの外国籍勢を止めることも可能なはず。福岡が厳しい状況にあるのは間違いないが、結束力を強めてチームで向かってくることだろうある。名古屋Dは持ち前のアーリー・オフェンスで一蹴したいところだ。
文=入江美紀雄
■ロースター
・名古屋D(ヘッドコーチ:梶山信吾)
小林遥太(NEW)
マーキース・カミングス(NEW)
満田丈太郎(NEW)
菊池真人(NEW)
張本天傑
安藤周人
中東泰斗
笠井康平(NEW)
中務敏宏
笹山貴哉
ジャスティン・バーレル
クレイグ・ブラッキンズ
・福岡(ヘッドコーチ:薄井大樹※臨時。試合指揮はアソシエイトコーチのボブ・ナッシュ氏)
遥天翼(NEW)
山下泰弘
小林大祐
薦田拓也
波多野和也(NEW)
エリック・ジェイコブセン
津山尚大(NEW)
青木ブレイク(NEW)
ベンジャミン・ローソン(NEW)
石谷聡
城宝匡史(NEW)
加納誠也
デクスター・ピットマン(NEW)