12月26日に行われたアルバルク東京vsサンロッカーズ渋谷の試合後、19日に加入が発表されたシェーファーアヴィ幸樹が取材に応じた。
ジョージア工科大学を休学してA東京入団を決めたシェーファー。プロになれば、もう二度と大学でプレーできない。決断の背景には「2020年の東京オリンピックが直近の目標で、それに何がなんでも出たい」という思いがあった。
Bリーグに進むことを考え始めたのは7月。日本代表として第40回ウィリアム・ジョーンズカップのメンバーに選ばれたが、大学でのプレータイムが少なく、「練習でも序盤の試合でも全く動けなくて、動き方を忘れたレベルだった」。また、八村塁(ゴンザガ大学)にも相談していたという。
「東京オリンピックに出るために何をしなきゃいけないかと考えた時に、大学に残っていたら自分のレベルアップにならないと思った。塁もプロに行くことに賛成というか『行け!』みたいな感じだった」
A東京を選んだのはルカ・パヴィチェビッチヘッドコーチの下、日本代表の3人、田中大貴、馬場雄大、竹内譲次が「うまくなっている」と肌で感じ、指導力と充実した施設に「レベルアップするための一番の近道」だと感じたから。「コーチ陣がすごく親身になって、個々のレベルアップを手伝ってくれている」と、厳しい練習の後も個人ワークに励んでいる。
B1リーグ第15節の横浜ビー・コルセアーズ戦でプレータイムをもらい、初得点で期待に応えた。目標は日本代表での活動と2020年東京オリンピックへの出場。長年日本を背負ってきた竹内や、NBAの経験もあるアレックス・カークやジャワッド・ウィリアムズといったビックマンから学び、まずはBリーグ連覇への貢献を目指す。