ほろ苦デビューの比江島慎「チームに迷惑を掛けてしまった」

栃木デビュー戦は6得点4アシストを挙げるにとどまった比江島 [写真]=B.LEAGUE

 1月16日、比江島慎が栃木ブレックスの一員としてBリーグの舞台に帰ってきた。

 千葉ポートアリーナで行われた千葉ジェッツとのB1リーグ第19節。比江島は第1クォーター残り3分45秒に白いユニフォームを身にまとってコートに立つと、3ポイントを外した直後の同2分9秒に挨拶代わりのジャンプショットを沈めた。第3クォーターには得意のドライブで仕掛ける場面もあったが、合流して数日で「チーム練習がゼロだった」(安齋竜三ヘッドコーチ)ためか、連係が合わない場面もあり、約15分の出場で6得点4アシスト。チームも71-80で敗れ、ほろ苦デビューとなった。

 2018年8月から約5カ月在籍したブリスベン・ブレッツ(NBL/オーストラリア)では出場機会に恵まれなかったが、試合後の会見で「(今の)コンディションは悪くない」と明かした比江島。「チームに迷惑を掛けてしまった」と試合を振り返り、次のように語った。

「(栃木は)ディフェンスのチームで、コミュニケーションやローテーションを意識したが、コミュニケーションミスで簡単に取られてしまう部分があった。ただ声を出せば解決できる場面だったんですけど……。それができずに相手の展開になってしまった」

 オフェンス面でも様々な課題が見つかったようで、「早くアジャストしたい」と意欲的だ。昨季MVPが栃木に2シーズンぶりの栄冠をもたらすことができるか。今後のプレーに注目したい。

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