1月19日、富山市総合体育館で開催された「B.LEAGUE ALL-STAR GAME 2019」は大盛況の中、幕を閉じた。現在、“プロ”という立場となったBリーグのスターたちにも、憧れの存在があったはずだ。彼らが憧れた選手とは一体誰なのか? 夢舞台の袖でほんの少しだけ聞いてみた。
■B.WHITE 桜井良太(レバンガ北海道)の場合
――オールスターゲームの感想を聞かせてください。
桜井 楽しかったです。前半はボールをキャッチミスしたり、うまくハンドリングできなかったりして、このまま終わったら北海道に帰られないと思っていたんです。折茂(武彦)さんに何を言われるかわからないので(笑)。でも後半、接戦の場面でシュートを決めることもできたので勝利に少しは貢献できたかなと。合格点には達したかなと感じています。
――来年の本拠地開催のオールスターに向けて意気込みをお願いします。
桜井 今回の盛りあがりに負けないようなオールスターにしたいですし、これから将来あるオールスターを含めてでも北海道でのオールスターが一番だったと言われるようにしたいですね。アリーナだけにとどまらず、街をあげて、街全体がバスケ一色で染まるくらい盛りあがりを見せてきたいと感じています。自分自身は選手としてでしか動けないですけど、そういうものを作りあげていきたいですね。
――憧れていた選手や影響を受けた選手は誰ですか?
桜井 一番最初に影響を受けたのはマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)ですかね。当時、NBAを見れる環境はあまりなかったけど、母親とバルセロナオリンピックでの彼のプレーを一緒に見ていました。実は母親もジョーダンにハマっていて、彼の写真集を買うくらいだったんですよ。それ以降はいろいろな人に影響を受けましたけど、田臥勇太(栃木ブレックス)選手がNBAに挑戦した時は身長が小さくても日本人として世界と戦う姿には刺激を受けました。あとは折茂選手です。いつも自分のすぐ近くにいるので特別な感じはありませんが、1万得点を達成した時はすごいと感じました、48歳にして1試合で17得点と挙げたりしていて、そういう部分では非常に尊敬していますし、影響を受けています。