ライジングゼファー福岡、ピットマンが双方合意の契約解除で退団…ローソンが復帰へ

インジュアリーリストから抹消されたベンジャミン・ローソン(右) [写真]=B.LEAGUE

 ライジングゼファー福岡は3月26日、デクスター・ピットマンとの選手契約を双方合意の上で解除したことを発表した。

 アメリカ出身で31歳のピットマンは、211センチ128キロのセンター。テキサス大学を卒業後、マイアミ・ヒートやメンフィス・グリズリーズ、アトランタ・ホークスを渡り歩き、2016年にプエルトリコのチームから富山クラウジーズへ加入した。福岡には今季開幕前の2018年9月に入団。B1リーグ第29節終了時点を終え、出場した全28試合に先発して計548得点(1試合平均19.6得点)241リバウンド(同8.6リバウンド)を挙げていた。

 同選手は、クラブの公式HPにて「ライジングゼファーフクオカのブースターの皆さん、本当にいつも応援ありがとうございました。色々あるシーズンの中、皆さんは辛い時も勝った時もいつも自分を奮い立せてくれました。この福岡という街と皆さんの事は忘れませんし、またいつかお会い出来ると思っています。シーズンがまだ続きますので、私のゴール下のフィニッシュのようにシーズンを強くフィニッシュしてください!」とメッセージを送った。

 また、仲西淳GMは次のようにコメントした。

「デクスターピットマン選手は今シーズン途中からチームに加入してもらい、インサイドの得点源として貢献して頂きました。クラブとしても非常に大変な決断でしたが、B1残留に向けてディフェンスの強化とスピードを生かしたバスケットボールを展開していく必要性があると判断し、今回の決断に至りました」

「ピットマン選手はNBA優勝経験があり、プレイ以外の部分でもクラブや選手に大きな影響を与えてくれました。またその明るい人柄からブースターの皆様からも愛される存在でした。短い期間でしたが、福岡の街を愛し、ライジングゼファーフクオカの為にプレイしてくれたピットマン選手に最大の敬意と感謝を表したいと思います。この先のピットマン選手のキャリアをクラブとしても応援しております」

 なお、クラブは同日、ベンジャミン・ローソンをインジュアリーリストから抹消。同選手は今季、517得点(同14.4得点)373リバウンド(同10.4リバウンド)を記録したが、左第一指基節骨骨折のケガを負い、2月22日付けでインジュアリーリストに登録されていた。

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