4月30日、Bリーグ臨時理事会が開催され、懸案になっていたライジングゼファー福岡のクラブライセンス交付に関しての審議が行われた。4月9日の同理事会では2019-20シーズンの資格審査でライジングゼファー福岡にB1ライセンスが下りないこと、さらに、6月末の決算期までに1億8千万円の資金ショートに陥る可能性があるため、B2ラインセンス交付についても条件付きと決定された。つまり、福岡には4月29日までに資金確保のめどが立たなければB2ライセンスが交付されないだけでなく、B3降格やリーグ退会の可能性があることも示されていたのだ。
臨時理事間終了後、メディア対応を行ったBリーグの大河正明チェアマンは、「今日の理事会では福岡の資金繰り基準が満たされるだろうと判断が成され、B2ライセンスの交付が確定、来シーズンは福岡がB2で戦うことが決定した」とコメント。
4月30日 (火)開催のBリーグ臨時理事会において、#ライジングゼファーフクオカ の2019-20シーズンB.LEAGUEクラブライセンス交付について下記の通り決定しましたのでお知らせいたします。
◆2019-20シーズン交付ライセンス判定結果◆
B2ライセンス交付詳しくはこちら⇒ https://t.co/PnTk7YXF8q
— ライジングゼファーフクオカ (@rz_fukuoka) April 30, 2019
大河チェアマンは「現在のオーナーがこの1シーズン、B1で戦ってきた経緯がある。それ自体は資金面の援助をいただいたことで、B1を最後までやれたことには感謝を申し上げたいと思う。同時に、一方で福岡に軸足を置いた企業が(ライジングゼファー)福岡を盛り上げようということが数年来弱かったのは確か。来シーズンは地元福岡を地場にしっかりと商売されている企業が中心となって、福岡のバスケの火を消さないという判断のもと、不足分の資金を手当していただくことが決まり、それが理事会で説明された。理事会は全会一致でそれを承認。B2ライセンス交付を認める判断となった」と経緯を説明した。
なお、福岡にB2ライセンスが交付されたことにより、B2・B3入替戦の対戦カードが決定。チャンピオンシップ・ファイナルが行われる翌日、5月12日に横浜アリーナにおいて、八王子ビートレインズ(B2最下位クラブ)と越谷アルファーズ(B3総合2位クラブ)が対戦することになった。ティップオフは午前11時5分を予定している。