6月26日、川崎ブレイブサンダースが熊谷尚也の加入記者会見を実施した。
熊谷はBリーグ初年度に栃木ブレックスで優勝を経験し、2017-18シーズンに大阪エヴェッサへ加入。在籍2シーズン目の昨季は1試合平均9.2得点1.9リバウンド1.5アシストの活躍を見せた。川崎から話が来たのは「レギュラーシーズン終了の1、2週間前」。「伝統あるチームからオファーをもらえてすごくうれしかった」と率直な思いを口にした。
昨シーズンをもってヘッドコーチを退任した北卓也ゼネラルマネージャーは、タイトル獲得に向けて「スタートの選手と控えの選手が変わっても落ちないチーム力」が必要だと考えた。そこで白羽の矢が立ったのが、前所属チームで主軸を務めた熊谷と大塚裕土(元富山グラウジーズ)の2人だ。
「大阪と富山の主力2人に来ていただいたことは、チーム力アップに間違いなくつながる。いろいろな経験をしているので、素晴らしい力になってくれるだろうと」
日本代表候補にも名を連ねるオールラウンダーは「川崎で優勝したいという気持ちでやって来た」と移籍の理由を明かし、「コーチが求めるバスケットを1日でも早く理解して、それをコートで表現したい。シーズンを笑って終われるように、一生懸命がんばります」と意気込みを語った。