Bリーグ界、サンロッカーズ渋谷に衝撃…ロバート・サクレが現役引退

レイカーズでNBA優勝も経験したサクレ

 サンロッカーズ渋谷は7月31日、ロバート・サクレの現役引退を発表した。2019-20シーズンの契約継続が決まっていたが、双方合意の上で契約解除となる。

 現在30歳のサクレは2012年にロサンゼルス・レイカーズでキャリアをスタート。NBAを4シーズン経験し、2016-17シーズン途中にSR渋谷へ入団した。在籍3シーズン目の昨季は全60試合の出場で1162得点(1試合平均19.4得点)552リバウンド(同9.2リバウンド)を記録。SR渋谷での4シーズン目を迎えるにあたり、クラブの公式HPで「クラブ、ファンの皆さん、そして渋谷区のサポートに心から感謝しています。来シーズンもサンロッカーズでプレーできることが本当に楽しみです。そして、これからもずっとサンロッカーズの一員です」とコメントを発表していた。

 今回の決断に際し、チームの公式HPを通じて次のように語った。

「サンロッカーズファンの皆さん、今日皆さんに現役引退を決意したことをお伝えしたいと思います。皆さんがくれた素晴らしい機会の数々に本当に感謝をしています。これからは子供達、家族と過ごす時間を大切にしていきたいと思います。渋谷区の皆さん、そしてサンロッカーズファンの皆さんに囲まれ本当に幸せな時間を過ごすことができました。本当に寂しいですが、いつも、これからもサンロッカーズの一員です。皆さんとのかけがえの無い思い出は消えることはありません」

 また、浦長瀬正一クラブ代表もコメントを発表

ロバート・サクレ選手より『引退を決意した』との連絡を受け、非常に驚いたと共に、何かの間違いであって欲しいという思いで、考えられる全ての手段を講じ、翻意を促しました。しかしながら、彼の決意は固く、『かけがえの無い家族と、今しかないこの時間を大切に過ごしたい』という本人の意思を尊重し、引退を受け入れることとしました。2017年1月にサンロッカーズ渋谷へ加入後は、コート上はもとよりオフコートでもチームを支え、中心選手として活躍してきた選手なだけに非常に残念でなりません。2019-20シーズンもサクレ選手の豪快なプレーが見られることを楽しみにしていたファンの皆様には、その期待を裏切ることとなり大変申し訳ございません。誰よりもチームのことを考え、ファン、スポンサー、地域を含め、サンロッカーズ渋谷に関わる全ての方々を大切にしてきたサクレ選手が、熟慮に熟慮を重ね決断したことであり、皆様にもご理解頂き、第二の人生を応援して頂けましたら幸いです。我々サンロッカーズ渋谷は、ロバート・サクレという偉大な選手をチーム創成期に迎え、その一員として共に戦えたことは幸運でありました。サクレ選手が試合に臨む際に見せてくれた『熱い気持ちや姿勢』を決して忘れることなく、チームの貴重な財産として持ち続け、一丸となって新シーズンに向けて進んでまいります。引き続きご声援よろしくお願い申し上げます」

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