1月9日、さいたまスーパーアリーナにて「第95回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会」の準決勝が行われ、宇都宮ブレックスは富山グラウジーズと対戦。終盤まで一進一退の攻防を繰り広げながらも最後は宇都宮が競り勝ち、最終スコア74-65で準決勝進出を決めた。
チーム最長の約30分プレーした比江島慎は、「出だしはシュートが入らなくてペースをつかめなかったけど、しっかり我慢して、終盤にかけては良くなった」と試合内容を振り返りつつ、「1点差でも勝てばいい大会なので、勝てて良かった」と安堵の表情を浮かべた。
苦戦を強いられた要因としては、「自分たちがやりたいディフェンスを遂行できない時間帯があった」と述懐。その上で、「(途中から)相手のやりたいバスケットにしっかりとアジャストできて、徐々にディフェンスの強度を上げることができた」ことが勝因になったと明かした。
続く準決勝では川崎ブレイブサンダースと対戦する。今シーズンのリーグ戦で2連敗している相手に対して、比江島は「決めるべきシュートを決めて、チームのやりたいディフェンスをしっかりやる。そういう基礎的なことを遂行しないと勝てない相手」と警戒をあらわにした。
それでも、タイトル獲得へのモチベーションは非常に高いようで、「Bリーグになってからは僕も取っていないタイトルだし、チームとしては昨年悔しい負け方をしている大会。がむしゃらにチャンピオンを目指していきたい」と意気込みを語った。
天皇杯準決勝、宇都宮と川崎の一戦は11日にさいたまスーパーアリーナで開催される。