2020.01.28
1月9日、さいたまスーパーアリーナにて「第95回天皇杯・第86回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」の準決勝が行われ、川崎ブレイブサンダースがアルバルク東京と対戦。最終スコア69-66で競り勝ち、準決勝へ駒を進めた。
第1クォーターこそ17-27と10点差をつけられたものの、第2クォーターと第3クォーターで我慢強く激しいディフェンスを継続し、第3クォーター終了間際に逆転に成功。最終クォーターでは、藤井祐眞が10得点と攻撃をけん引した。
試合後に取材に応じた藤井は、「出だしは相手のシュートが入って10点差放されましたけど、ディフェンスをタフにやり続けて、第2クォーターと第3クォーターを1ケタに抑えることができたのが一番の要因かなと思います」と勝因を分析。加えて「出だしもいいディフェンスはできましたけど、相手がタフショットが入ったので、僕たちは下を向くのではなく『相手にタフなシュートを打たせている』と思って、それを残りの30分間でも同じディフェンスができたことが勝因です」とディフェンスでの勝利を強調した。
川崎は、先発ポイントガードの篠山竜青とマティアス・カルファニが負傷で戦線を離脱。加えて、鎌田裕也もインフルエンザで欠場と少ない人数で試合へ臨むことを余儀なくされた。それでも「出た選手が120パーセントを出す気持ちでやりました」と話すように、先発出場した藤井は、約30分間の出場で17得点をマークした。
「竜青さんとマティ(カルファニ)が抜けて、僕らとしてはマイナスなことが多いですけど、それを相手チームに『2人がいなくてラッキー』と思わせないことが大事かなと。あの2人がいなくても川崎は誰が出ても変わらないと思わせることができたら、うちのバスケットができていると思いますし、この試合で出来ていたと思います」
後半のスコアを見ると、川崎はA東京を相手に41-31。これについて藤井は「後半は相手のスイッチの対応やミスマッチをついてバランスが良いオフェンスができていたので、すごくアジャストできていたのかなと思います」と語った。
ジョーダン・ヒース、長谷川技に続く3番目のプレータイムを記録した藤井。篠山を欠き、『不安はないのか』と問われると「辻(直人)さんもガードできますし、青木(保憲)も頑張っているので、僕が出だしでファウルトラブルになっても大丈夫と思っていますし、竜青さんがいなくても自信を持ってやっています」と仲間を信頼する。
絶対的司令塔・篠山に代わり先発でチームを引っ張る藤井。悲願のタイトル獲得に向け、川崎を勝利に導く姿に期待したい。
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