千葉ジェッツは5月8日、選手、ヘッドコーチ、チームスタッフからクラブに向け寄付をすることを発表した。
寄付に至った経緯としては、新型コロナウイルスの影響により経営面で大きなインパクトを受けているフロントの状況をみて、チームから「自分たちに出来ることで貢献したい」と申し出があったと説明した。フロント内で協議した結果、寄付を受けることとなったため、今回発表された。
これに際し、池内勇太ジェネラルマネージャーは、クラブ公式HPを通して、以下のようにコメントした。
「新型コロナウイルスの影響で経営面に大きな打撃が生じている中で、選手やコーチ、スタッフから『フロントを金銭的な部分でも支えられないか』と相談を受けました。彼らにとっても、シーズンが志し半ばで終了してしまうという辛い状況であるにも関わらずこのような申し出をしてくれたことを、チームのGMとして誇りに思います。
フロントとしてもチームからの厚意に心から感謝する一方で、そこに甘えるのではなく、営業努力で挽回し選手やスタッフを安心させたい想いもあり本当に悩みました。しかし、未だに先の見えない厳しい現状も鑑みて協議を重ね、共に戦う一つのチームとして支えになりたいという彼らからの熱いメッセージを大変有難く受け止め、会場で販売予定であったグッズを購入する形(約220万円分)で寄付を受けることと致しました。
今回購入分のグッズは、各選手・コーチ・スタッフが所縁のある施設や学校、バスケットスクール等のほか、千葉県バスケットボール協会等を通じて寄付先を選定し、順次お届けしております。また、チームからの寄付金については、来たる開幕に向けて皆さまに再び感動と興奮をお届けするべく、千葉ジェッツふなばしをこれからも存続させていくための運営資金として大切に活用して参ります。
日本、ひいては世界全体が一丸となって立ち向かっているこの新型コロナウイルスという目には見えない敵に、千葉ジェッツもチーム・フロントが一丸となって打ち勝てるよう努力を続けます。また笑って会場でお会いできるその日まで、皆さまもどうぞご自愛ください」
また、キャプテンの西村文男も公式HPを通して「新型コロナウイルスの感染拡大により、Bリーグのシーズン中断やクラブ内各方面にて影響を受けることになった状況で、共に戦う一つのチームとして、自分達にできる何らかの形で貢献したいという思いからクラブへ相談しました。安心できる状況で来シーズンの開幕に備え、沢山のファン・ブースターの皆様へ試合をお届けしたいです。不安な日々は続いておりますが、この状況をみんなで乗り越えていければと思います」とコメントした。