6月25日、オランダでの「FIBA 3x3 ワールドカップ2019」を戦った男女日本代表が帰国。羽田空港でメディアの取材に応じた。
男子代表は小松昌弘(TOKYO DIME.EXE)、落合知也(越谷アルファーズ/TOKYO DIME.EXE)、小林大祐(茨城ロボッツ/UTSUNOMIYA BREX.EXE)、保岡龍斗(秋田ノーザンハピネッツ/SEKAIE.EXE)の4人が参戦。結果的に3位入賞を果たしたポーランドから白星を挙げたものの、2勝2敗の成績で大会を後にした。
所属する秋田での2018-19シーズンの活動を終え、5月の「FIBA 3x3 アジアカップ2019」に続き3人制の国際大会に出場した保岡は、普段プレーしている5人制との違いに苦しんだようだ。
「ミスマッチのディフェンスで、5人制のように守ったら簡単にやられてしまう。個人ではうまくファウルじゃないように見せて相手を抑えていく技術だったり、チームではスイッチのコミュニケーションだったり、ディフェンスの部分で少し課題があると思った」
課題を並べる一方で、日本であまり経験できない外国籍選手とのマッチアップは「自分にとってのステップアップになる。本当にいい経験だった」。「今までやられてこなかったローポストのディフェンスは海外の選手の方がうまく、ずる賢さもあると感じた。僕がやるとファウルになってしまうので、アジャストしながらやっていかないといけない」
Bリーグの新シーズン開幕も控える中、今後の活動については「チームとの兼ね合いがある」ため未定だというが、「自分の意思では、このオフは3x3をやっていきつつ、5人制も両立させていきたい」と、2020年東京オリンピックに向けて個人ポイントを稼いでいくつもりだ。4年に1度の祭典まで約1年。5人制と3人制の両立する“二刀流プレーヤー”に注目したい。