5人制と3人制の“二刀流”プレイヤー杉浦佑成、延期となったオリンピックについては「ポジティブに捉えています」

 8月16日国立代々木競技場 第1体育館にて、『BASKETBALL ACTION 2020 SHOWCASE』が行われ、3x3日本代表候補の杉浦佑成(島根須スサノオマジック/TOKYO DIME.)が参加した。

 イベント後にメディアの取材に応じた杉浦は新型コロナウイルスの影響でBリーグは途中でなくなってしまいましたが、3x3のリーグである3x3.EXE PREMIERも中止になってしまったので、僕たちもこうやって皆さんの前でプレーする機会がもらえてうれしいというか、楽しかったです。それ以外にもいろいろな大会が中止になっているということで、見ている人たちに少しでも元気を与えられていたらいいなと思います」とイベントを振り返った。

 5人制と3人制の“二刀流”プレイヤーの杉浦は、試合前「いけるときは行くというのはもちろんなんですけど、ディフェンスに煽られたときに慌てないとか、余裕を出す」ということを意識し試合に取り組んでいたと明かす。続けて「いい判断ができたんじゃないかな」と語った。

 今季は新型コロナウイルス感染症の影響により、Bリーグのみならず、3x3の各種大会も中止を余儀なくされた。久しぶりの実践については「試合の前のシュートトライアルで悲惨な姿を皆さんにお見せしてしまい……」と苦笑い。しかし「それですべて吹っ切れた感じで、思い切りよく打てたかなと思います。ブランクについては、僕は3x3ではTOKYO.DIMEに所属していて、6月には5分ゲームを何本か行っていた。全くできていなかった選手よりは試合の感覚があったので、そんなにブランクを大きく感じるということはなかったです」とコメントした。

 Team Powerとして共に出場した福岡大学附属大濠高校の先輩・小林大祐については「大祐さんとは昨年参加した韓国のリーグでWiLLというチームで一緒にプレーさせていただいて、年齢は8個違うんですけど、すごく優しくてしゃべりやすいですし、僕にやりたいようにやらしてくれました。今日、最初のバックカットで決まったプレーも、大祐さんが『たぶんこうしてくるから、こうしよう』と言ってくれたもので、すごくやりやすいです」と回答した。

 最後に1年延期となった東京オリンピックについて問われると「日の丸をつけたい選手が日本中にいる中で、責任を感じます。オリンピックが1年延期となった中で、僕らは3x3を始めて1年ほどしかたっていない選手もいるので、1年間の時間が与えられたとポジティブに捉えています」と力強くコメントした。

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