栃木を破り初の日本一へあと2つ、千葉の主将小野「一戦一戦開始から強い気持ちを持って優勝を目指す」

オールジャパン初優勝を目指す千葉のキャプテン小野(右) [写真]=山口剛生

 1月2日に開幕した第92回天皇杯・第83回皇后杯(オールジャパン2017)。千葉ジェッツ(Bリーグ7)は6日の準々決勝で田臥勇太擁する栃木ブレックス(Bリーグ2)と対戦した。

 Bリーグ東地区ではアルバルク東京を含め三つ巴で首位を争う両チームの対戦は、立ちあがりから富樫勇樹を中心に栃木ディフェンスを翻ろうした千葉が81-62で快勝、シーホース三河が待ち受ける準決勝へ進出した。

 今日29歳の誕生日を迎えたキャプテンの小野龍猛はこの試合のポイントを「開始直後から、ディフェンスからの速攻をしっかりとやりきることができた」と、ストロングポイントを活かすことができたことが勝利につながったと振り返った。

 クラブ史上初のベスト4に進出したオールジャパンについては、「(リーグ戦では)13連勝したこともあって勢いもあるし、今のチーム状態ならトーナメント戦には強いと思っている」と語り、「一発勝負で何が起こるかわからない。一戦一戦開始から強い気持ちを持って優勝を目指したい」と、初優勝を目標に掲げた。

 千葉はBリーグ随一の観客数を誇る。「リーグ戦から盛りあげてくれて、あの後押しがあったからチームも強くなってきていると思う。この先もブースターの皆さんの力が必要だし、(ホームアリーナではないが)今回もきっと来てくれると思う。あの大声援の前でプレーできるのが楽しみ」と赤く染まったアリーナでのプレーを心待ちにしていた。

 準決勝ではBリーグ西地区首位のシーホース三河と対戦。試合は明後日8日14時に国立代々木競技場第一体育館で行われる。

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