「天皇杯・皇后杯」の大会方式が変更、“真の日本一”を決める国内最大にして最高峰のトーナメントへ

三屋裕子会長や埼玉県知事らが記者会見に出席した

 日本バスケットボール協会(JBA)は4月17日、さいたまスーパーアリーナにて「第93回天皇杯・第84回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」に関する記者会見を行った。

 会見では、年始に開催してきた「天皇杯・皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会」の名称を「天皇杯・皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」に改称することを発表した。

 あわせて、大会方式を変更することとともに、今年度の大会の準々決勝以降については、2020年東京オリンピックのバスケットボールの試合会場となる「さいたまスーパーアリーナ」を舞台にすることを明らかにした。

 従来は、所属元のリーグや各都道府県協会からの推薦チームが参加する大会として開催されてきた。しかし今年度からは、カテゴリーの枠を超えた“真の日本一”を決める完全トーナメントとして改編。JBAに登録されている高校生以上のすべてのチームに出場資格が与えられることになり、男女ともトップリーグ(BリーグおよびB3リーグ、WJBL)の全チームも出場する。

 前述のとおり、男女ともに準々決勝、準決勝、決勝はさいたまスーパーアリーナで開催されることが決定している。「国内最大にして最高峰のバスケットボールトーナメントを最高峰のアリーナでやりたかった」と語る三屋裕子JBA会長は、次のように意気込んだ。

「天皇杯と皇后杯を通じて、埼玉県、さいたま市とバスケットに関する様々なものを発信し、皆さんにさいたまスーパーアリーナを『バスケットの聖地』と言ってもらえるような活動を行っていきたい」

■開催スケジュール
<1次ラウンド>
~8月末
男女:都道府県代表各47チーム決定

<2次ラウンド>
9月16日(土)~18日(月・祝)
男子(B2全チーム含む65チーム):2~4回戦
女子(各都道府県代表47チーム):2~3回戦
試合会場(集中開催):湿原の風アリーナ釧路、黒部市総合体育センター、ダイハツ九州アリーナ

<3次ラウンド>
11月25日(土)、26日(日)
男子(B1全チームを含む31チーム):5~6回戦
女子(WJBL全チーム含む27チーム):4~5回戦
試合会場:盛岡タカヤアリーナ、栃木県立県北体育館、トッケイセキュリティ平塚総合体育館、新潟市東総合スポーツセンター、島津アリーナ京都、堺市金岡公園体育館、今治市営中央体育館、熊本県立総合体育館

<4次ラウンド>
1月4日(木)~7日(日)
男女(3次ラウンド突破の8チーム):準々決勝~決勝

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