11月25日、「第93回天皇杯・第84回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」の3次ラウンド(男子5~6回戦、女子4~5回戦)が全国8会場で開幕。新潟会場で行われた男子5回戦では、B2リーグ所属の茨城ロボッツがB1のサンロッカーズ渋谷を75-74で下しアップセットを起こした。クラブは同日、試合後の選手、ヘッドコーチのコメントを発表した。
茨城はこの試合、前半を終えて5点をリードしたが、キャプテンの眞庭城聖はこの時の状況をこう振り返る。
「ハーフタイムで『3クォーターに相手は本当のエンジンがかかってくる、3クォーター次第で今日の試合が決まる』という話をして後半に挑みました」
実際に第3クォーターでは計27失点を喫し、逆転を許したが「5点差にとどまることができ、だいぶ我慢できたことが良かったのかなと思います。僕たちはB2のチームで、失うものはない状況で挑んだ試合だったので、その意味でもロボッツはみんなが気持ち良く大胆にプレーできたのかなと思います」と、最後の10分間で再び試合をひっくり返した自軍を称えた。
現在B1リーグ7連勝中の相手を破った茨城は、26日のベスト8決定戦で新潟アルビレックスBBと対戦。チームをけん引する主将は「僕たちは今日と同じで失うものはありませんので、思い切って戦いたいと思います。 新潟さんはB2だからといって手を抜いてくるような相手ではありませんし、厳しい戦いになると思います。 まずはどうなるか分からないというくらいの展開には持ち込めるように、そしてしっかりと最後まで勝利のために戦いたいと思います」と気を引き締めた。