千葉ジェッツの島田社長、危機乗り越え連覇のチームを称賛「成長を感じる」

祝勝会での取材に応じた千葉の島田慎二代表取締役社長(中央)

「第93回天皇杯・第84回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」で連覇を果たした千葉ジェッツ。クラブの代表取締役社長を務める島田慎二氏が、1月7日に都内で行われた祝勝会で取材に応じた。

 千葉は、天皇杯ファイナルラウンド直前の12月31日、1月1日に行われたアルバルク東京とのB1リーグ第15節で連敗。島田氏は「2連勝して(東地区)単独首位に立つ、最悪でも1勝1敗で終えたかった」と明かしたが、「(連敗は)厳しいと思ったけど、昨季も川崎(ブレイブサンダース)に連敗して、天皇杯のタイトルを取ることができた。また、A東京の強烈なディフェンスを味わったからこそ、(天皇杯)3戦で我々のゲームができたかなと。A東京と厳しいゲームができたことは、ポジティブに捉えればいいかなと思って臨んだ」と口にした。

 また、富樫勇樹が全治3~4週間の負傷で離脱したことについて、「誰もが厳しいと思っていたはず」と話す。しかし、「いるメンバーで一つにまとまりチームプレーに徹して、チームとして戦って勝ってくれたことがうれしいですし、チームの成長を感じる」と、エース不在の中で優勝を勝ち取ったチームを称賛した。

優勝を喜ぶ千葉の選手、スタッフ、チア [写真]=山口剛生

 シーホース三河と顔を合わせた決勝の試合前には、チームのロッカールームを訪れたようだ。「ピリピリとした空気を感じ、いけると思った。変に緊張しているのではなく、やってやるという雰囲気が充満していた」

 最後に、シーズン後半戦に突入するBリーグについても言及。「プレーオフ(チャンピオンシップ)に出ることさえも簡単ではない。全く楽観視はしていない。成長した姿をシーズンの最後にもってきて、ベストな状態で臨めればチャンスはあると思う」と2冠達成に向けて意欲を示した。

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