1月13日にさいたまスーパーアリーナで「第94回天皇杯・第85回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」ファイナルラウンドの男子決勝が行われ、栃木ブレックスが千葉ジェッツが対戦。オーバータイムまでもつれこんだ白熱した試合となったが、延長残り3秒に3ポイントを沈められ69-71で惜敗した。
ポイントガードとしてスタメン出場した渡邉裕規は、7リバウンド8アシストをマークした一方、得点面では11本のシュートをすべて失敗。試合後、「結果がすべてです。点数は取ってないですが、ポイントガードとして一番悔しいのはチームを勝たせられなかったこと」と話し、「第4クォーターまで0点の選手が、最後5点取ってヒーローになることもありますから。僕はそうなれなかっただけ」と、決勝3ポイントを許した富樫勇樹と自身を比較した。また、「よく少ないメンバーでここまで激闘繰り広げられたと思う」と手応えを感じつつも、「今のメンバーで優勝したかった。『少ないメンバーでも強い』と言わせたかった」と悔しさをにじませた。
欠場者もいる中で決勝へと進んだ栃木だが、レギュラーシーズン後半戦ではケガ人も徐々に復帰してくるだろう。さらに、14日には比江島慎の入団会見も行われ、順調にいけば16日に行われる第19節の千葉戦で出場する見込みだ。渡邉は「新たなメンバーを加えて、新たなチームとしてまた成長していきたい」と口にし、「ファイナルでジェッツと当たって優勝できるように、そういうイメージを持って日々練習していきたい」とリベンジを誓った。