千葉ジェッツの大野篤史HC、福岡第一に快勝も「反省点が残る試合でした」

4連覇を目指す千葉を率いる大野HC [写真]=バスケットボールキング

 11月30日に各地で「第95回天皇杯・第86回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」の2次ラウンドが開催され、千葉ジェッツが福岡第一高校に109-73で快勝した。

 試合は、第1クォーターからニック・メイヨジョシュ・ダンカンがインサイドを支配すると、原修太らがアウトサイドから加点し、最初の10分間を31-19とし、試合の主導権を握った。しかし、第2クォーターに入ると5つのターンオーバーを犯してしまい、54-38で試合を折り返した。第3クォーターこそ21-7と圧倒したものの、第4クォーターでは34-28と拮抗した試合展開となった。

 指揮官の大野篤史ヘッドコーチは、試合前に選手に「自分たちがやってきたものを40分間出すというのと、高校生だからとか大学生だからとかはなく、自分たちを支えてくれているファンの方やスポンサーの方のために、しっかりとコート上で表現しよう」と伝えた。

パーカーは24得点、16リバウンド、3ブロックと攻守に渡り活躍をみせた [写真]=バスケットボールキング

 しかし、千葉は試合をとおして計15個のターンオーバーを記録。これに対し指揮官は「あまり良くなかったです。トーナメントの試合なので、1試合1試合大切に戦いたかったんですけど、反省点が残る試合でした」と試合を振り返った。

 “プロ”相手に21得点、10アシストの“ダブルダブル”のみならず、6スティールを記録する超高校級の活躍を見せた河村勇輝についても言及。

「シュートのところだけではなく、パスのところがすごくいいものを持っているなという印象があります。アウトサイドシュートはあまり入りませんでしたが、視野が広く、ボールハンドラーにもなれて、素晴らしい選手」と評価した。

 最後に4連覇に向けての意気込みを問われると「リーグでも巻き返さないといけない立場ですし、天皇杯での連覇もかかってますので、ステップアップできるように、チーム一丸となって、1試合1試合戦っていきたいと思います」と語った。

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