4年前の再現阻止して4連覇へ、ベスト4進出を決めたJX-ENEOSの渡嘉敷「自分たちが一番強い」

 第92回天皇杯・第83回皇后杯(オールジャパン2017)は男女とも準々決勝に突入。国立代々木競技場第二体育館で行われた女子の第1試合では、JX-ENEOSサンフラワーズ(WJBL 1)とアイシン・エイ・ダブリュウィングス(WJBL 8)が対戦した。宮澤夕貴が第1クォーターだけで5本の3ポイントを決めるなど、序盤からJX-ENEOSペース。吉田亜沙美と藤岡麻菜美の2人で14アシストという活躍もあり、91-58の大差で準決勝進出を果たした。

 約23分の出場で22得点10リバウンドの渡嘉敷来夢は、「4年前、今年と同じリーグ戦全勝で臨んで、決勝で負けてしまったのが悔しかった。あれで『絶対に勝たなきゃいけない』という気持ちが強くなった」と、オールジャパンへの強い想いを表した。

 準決勝は、トヨタ自動車アンテロープスとの対戦。取材時点で対戦相手は確定していなかったが、「(桜花学園)高校同期の水島(沙紀)と年明けにバッタリ会って、『調子に乗っていられるのも今のうちだからな』と言っておきました」と笑いながらも、「相手がどこであろうと、自分たちのバスケットをやるだけ。やるべきことをやればどこにも負けない、自分たちが一番強いと思っている」と自信をみなぎらせている。

文=吉川哲彦

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