JX-ENEOS、皇后杯6連覇達成! 大会通算23回目の優勝

圧巻のパフォーマンスを見せた渡嘉敷来夢(左) [写真]=兼子慎一郎

 1月13日にさいたまスーパーアリーナで「第94回天皇杯・第85回皇后杯 全日本バスケットボール選手権大会」ファイナルラウンドの女子決勝が行われ、トヨタ自動車 アンテロープスとJX-ENEOSサンフラワーズが対戦した。

 2013年以来6年ぶり優勝を狙うトヨタ自動車のスターティングファイブは馬瓜エブリン、長岡萌映子、三好南穂、馬伊娜、安間志織。大会6連覇、そして23回目の優勝を目指すJX-ENEOSは藤岡麻菜美、渡嘉敷来夢、岡本彩也花、梅沢カディシャ樹奈、宮澤夕貴の5人が先発を務めた。

 試合は序盤から得点の取り合いで、開始5分18秒の時点で11-11。トヨタ自動車は三好を中心に攻めこむが、JX-ENEOSは第1クォーター残り42秒に宮澤が“4点プレー”を成功させ、19-24と5点のリードを奪った。

 第2クォーターに入ると、JX-ENEOSが徐々に点差を広げていく。先取点こそ許したものの、宮澤が開始1分17秒に吉田亜沙美のオフェンスリバウンドからシュートを決めると、同1分33秒にスティールから3ポイントシュートを成功。さらに、渡嘉敷や藤岡の連続得点もあり、21-40とリードを19点に拡大した。中盤以降はトヨタ自動車が反撃に出るが、33-48で試合を折り返した。

試合をコントロールした吉田亜沙美 [写真]=兼子慎一郎

 後半もJX-ENEOSが主導権を握る。第3クォーターは梅沢、岡本が得点面で貢献し、残り2分5秒には途中出場の石原愛子が3ポイントを成功。残り15秒には吉田のこの日12本目となるアシストから渡嘉敷がシュートを決め、46-71と点差を広げた。

 第4クォーター、トヨタ自動車は馬が先制点を挙げ、開始2分38秒に三好が3ポイントシュート。しかし、渡嘉敷を中心に試合を進めたJX-ENEOSが逃げきり、最終スコア65-86で勝利を収めた。

【試合結果】
トヨタ自動車 アンテロープス 65-86 JX-ENEOSサンフラワーズ
トヨ|19|14|13|19|=65
JX|24|24|23|15|=86

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