バスケットボールキングでは2019年7月に株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)のライブ配信アプリ『Pococha(ポコチャ)』とのコラボレーションによる、メディア出演権をかけたイベントを開催しました。『Pococha』内でライブ配信をしているライバーが、視聴者からの応援によって順位を争うイベントで、入賞者には「渋谷のラジオ」の出演と、川崎ブレイブサンダースへの取材が体験できるというスペシャルなプライズを用意しました。
今回、見事に現役Bリーガーへのインタビュー権を勝ち取ったのはKanamiさん。昨シーズンはルーキーながら53試合に出場し、チームに欠かせない戦力になっている期待の若手、林翔太郎選手に取材を行いました。林選手のバスケをはじめたきっかけから日本一厳しいという練習に明け暮れた大学時代、高校時代にハマった意外(?)な特技まで、様々なエピソードを語っていただきました!
インタビュー監修・文=吉川哲彦
構成=山口晋平
Kanami 林選手にお話を伺います。よろしくお願いします!
林 よろしくお願いします!
Kanami 最初に、バスケを始めたきっかけと時期を教えてください。
林 始めたのは小学4年生の時で、何かスポーツをしようと思っていて、学校に野球・サッカー・バスケとスポーツ少年団みたいなものがあったんです。その中でたまたま最初に見学に行ったのがバスケで、みんな楽しそうにやってたので、その時にもう「バスケやりたい!」と思いました。
Kanami もうそこでピンときたんですね。
林 はい。もし最初に見たのが野球だったら、野球を始めてたかもしれないです。でも、小学生の時は純粋にバスケを楽しんでできましたね。
Kanami そこから今までバスケをしてきて、一番印象に残ってることって何ですか?
林 大学が熊本県にある東海大学九州という所で、日本で一番と言っても過言ではないくらい練習がキツい大学だったんです。もちろん先生の指導も厳しかったんですけど、その中で4年生の時に100校以上集まる西日本トーナメントという大きい大会で優勝できたんです。特別厳しかったんで何度も辞めようと思ったんですけど、そこで優勝できて「やってきて良かったな」と初めて思いました。
Kanami それは厳しい練習で結果が出たから嬉しかったんですか?
林 そうですね、いつも厳しい練習ばかりしてて結果が伴わなかったらやってる意味もないんじゃないかと思うんですけど、結果がついてきたのはやっぱり嬉しかったですね。
Kanami 逆に、つらい練習を頑張っても結果が出ない時ってどうやってモチベーションを保ってるんですか?
林 僕は北海道出身なんですけど、九州まで送り出してくれた両親がいると思ったら「ここで辞めたらダメだ。もっと頑張らないと」って思います。
Kanami ご両親の存在がモチベーションになってるんですね!
林 はい、両親もそうですし、友人とか支えてくれる人、応援してくれる人がいるんで、やっぱりその人たちのために頑張りたいなって。
Kanami すごく勉強になります! 先ほど「やってきて良かった」と初めて思ったというお話もありましたけど、今までで一番「やってきて良かった」と思うことは何ですか?
林 やっぱりこうやって川崎ブレイブサンダースというプロのチームに入団できたことですね。プロ選手になるのが1つの夢だったんで、それが叶ったのは一番嬉しかったです。
Kanami 目標にしている選手や尊敬している人はいらっしゃいますか?
林 チームメートの長谷川技さんですね。その人は僕と同じポジションで身長も同じくらいなんですけど、すごくバスケセンスがあって、ファンの人たちからも「仕事人」って言われるくらいすごいセンスの塊なんです。目標にしてる選手でもあり、尊敬してる選手でもあるので、練習中からいつも長谷川選手のプレーを見て学んでます。
Kanami 身近にそういう方がいるのは素敵ですね。でも、私も同じ業界の人がライバルになることがあるんですけど、身近な人や仲の良い人がライバルになる時って、どういう気持ちの持ち方をされてるんですか?
林 いくら仲の良い人でも、やっぱり負けると悔しいじゃないですか。めっちゃ真面目な話になっちゃうんですけど(笑)、負けるのは良くない部分が自分にあるから勝てないんだと思うんで、そこをしっかり自分なりに考えることですね。勝ったらやっぱり嬉しいので、そのために一生懸命やらなきゃって思ってます。
Kanami なるほど、ありがとうございます。それでは、ご自身の得意なプレーやセールスポイントを教えてください。
林 僕はシュートが得意だと自負してます。
Kanami ご自身でそう思えるなんてすごい! 先ほどシュートを見させていただいたのですが、「美しい」って思っちゃいました。
林 いやいや、全然そんなことないです(笑)。
Kanami では、今シーズンの川崎はどんなチームになると思いますか? また、どういうところを見てほしいですか?
林 今シーズンはコーチが代わって、新しい選手も入ってきて、今までとは全く違った川崎ブレイブサンダースをシーズンが始まるまでに作り上げていけると思います。新しく入った選手には注目してほしいと思います。それから、いつもとどろきアリーナで試合をしてるんですけど、他のクラブにはない独特な雰囲気のホームゲームになっているので、是非会場に来ていただければと思います。
Kanami 見どころが多いシーズンになりそうですね!
林 僕自身も楽しみですし、ファンの皆さんにも楽しみにしてもらえたらいいなと思います。
Kanami 私もぜひ行ってみたいです! それでは、2019-20シーズンの目標を教えていただけますか?
林 チームとしてはまず天皇杯で優勝して、最終的にはBリーグチャンピオンというのがチームの目標です。個人としては、昨シーズンはベンチから交代で出ていく役割だったんですけど、今シーズンはスターターを奪うつもりで下からベテランの選手を押し上げていって、もっともっと良いチームにできるように頑張りたいです。
Kanami 林選手は昨シーズンが大卒1年目だったということですが、大学生からプロになって1シーズン目はどんなシーズンでしたか?
林 まだ大学4年生の時にアーリーエントリーという形で5カ月間チームに帯同させてもらっていたんですけど、やっぱり大学とはレベルが全然違って、フィジカルやバスケの技術が足りてなかったです。練習も全然ついていけてなかったんですけど、昨シーズンプロになって1年間通して変わりました。体重が入団した時と比べて13キロくらい増えてフィジカル的にも少しずつ追いついてきたりとか、本当にいろんな経験をさせてもらいました。ただ、アーリーエントリーの時も、半年もない期間だったんですけどプロの人たちと一緒に練習できたのは大きかったです。川崎というチームは日本代表の選手も何人もいるので尚更大きかったと思います。
Kanami その先輩方は、プロとしてどういうところがすごいと感じましたか?
林 本当に一人ひとりがストイックで、僕は大学の時は練習が終わったら疲れきってすぐ帰ってたんですけど、先輩方は練習が終わるとそのままシューティングや個人練習を始めるんです。それを見習って今は僕も個人練習をするようになりました。あとは練習前の準備ですね。みんなルーティンがあって、すぐ練習に入れるようにストレッチをしたり、そのストレッチもそれぞれいろんな方法でやってたり。そういうのを見てやっぱりプロは違うなと思いました。
Kanami そういうことが積み重なって結果を出せるわけですね。
林 そうですね、それは先輩方が試合で物語ってくれています。
Kanami そんな先輩方と激しいポジション争いをすることになると思うんですけど、出場時間を勝ち取るために何が必要だと思いますか?
林 やっぱり「絶対に負けない」という気持ちだと思います。僕は結構弱気な部分があって、昨シーズンは長谷川選手を休ませるためにまずはその時間だけ頑張ろうと思ってたんですけど、今シーズンからは長谷川選手をやっつけてやろうくらいのつもりで(笑)いきたいと思ってます。
Kanami やっぱり気持ちがまず大切なんですね!
林 もうそれしかないと思います。
Kanami ところで、私も林選手と同じ北海道出身なんです。私は札幌市から近かったのでよく行ったんですけど、林選手も札幌に行くことはありましたか?
林 いや、僕の地元は内陸のほうで、札幌まで特急電車でも1時間くらいかかっちゃうので、遊びに行くことはなかったです。高校のバスケ部を引退してからは、地元のボーリング場で1日に40ゲームくらいやったりしてました(笑)。最高が270点くらいなんですけど、最初の頃はずっと60点くらいだったので、努力すれば上手くなれるということをバスケでも証明したいです。
Kanami 良いお話がたくさん聞けて良かったです。ありがとうございました!
林 こちらこそありがとうございました!
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