Bリーグがポストシーズンのフォーマット変更を発表。大河チェアマンは「B1、B2の8チームによるプレーオフは維持したかった」

フォーマット変更についてメディア対応を行った大河正明Bリーグチェアマン [写真]=バスケットボールキング

 3月10日、Bリーグはポストシーズンのフォーマット変更を発表。3月4日に発表されたレギュラーシーズンのスケジュール変更を受け、調整していたB1のチャンピオンシップ、B2のプレーオフ、さらにはB1とB2、B2とB3の入替戦に関しての試合方法とスケジュールの変更がアナウンスされたのだ。


 メディア対応を行った大河正明チェアマンは「プレーオフは何としてもB1の8チーム、さらには今シーズンから8チームで行うことにしていたB2のプレーオフを維持することを最優先しました。そのためにはスケジュールを変更してアリーナを確保しなければいけない。それも踏まえて、B1は1戦決勝方式に、B2はクォーターファイナルを2戦先勝方式、そして、セミファイナル、ファイナルを1戦決勝方式としました」と説明。変更によりB1のファイナルが4シーズン目にして初めて平日での開催となるが、「しっかりと集客する意気込みです」と力を込めた。

 また大河チェアマンは「B1ファイナルの舞台にはこだわりました。何としても大きな器でやりたい。ファイナルのファン・ブースターの盛り上がり、そして演出は維持したかった」とコメント。「2戦先勝方式でB1のクォーターファイナル、セミファイナルができないことは残念ですが、しかし8チームが参加してCSができることを願っています」と期待した。

 しかしながら、国内における新型コロナウイルス感染症拡大については予断を許さない状況が続いている。Bリーグは今後のスケジュールに関して明日改めて理事会で話し合うことにしており、その後会見を行う予定だ。大河チェアマンは「安易に無観客試合にしたくないと思っています。それもあり、前回の発表では延期を決めました。しかし本日は延期のできない状況の中での判断。プロならファン・ブースターの方の歓声が後押しとなりいいプレーができるわけですが、それでも(無観客試合であっても)テレビやスマホの画面を通して応援してくださるファンも大事にしたいと思います」と今後に含みを持たせた。

 さらにこの日行われた理事会は来シーズンのクラブライセンスについて話し合う予定だったという。今後、主催ゲームの中止や無観客試合によりクラブへの収入が減ることも考えられるが、大河チェアマンは「資金繰りに苦しくなるクラブが出るかもしれません。それに対して破綻を防ぐのがリーグの使命と考えます。今後の影響を見極めながら、施策を講じていきます」と語り、クラブライセンスについては改めて話し合うことも明かした。

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