5月10日、Bリーグはオンラインにて「B.LEAGUE AWARD SHOW 2019-20」の3日目を開催。ベスト5には4年連続で千葉ジェッツの富樫勇樹が受賞した。
「B.LEAGUE AWARD SHOW 2019-20」の配信後、オンラインでの記者会見に臨んだ富樫は、「4年連続というのは本当にうれしいです。プロの世界で毎年結果を残すことは簡単なことではないので、個人的にもすごくうれしいですし、チームやファンの方、コーチ陣、フロントスタッフの助けがあってのことなので感謝しています」と喜びとともにチーム関係者やファンに向けて感謝の言葉を発した。
さらにブースターへのコメントを求められ、「自分が今、千葉ジェッツでプレーされてもらっていることはすごくプラスになっています。毎試合にのように満員の観客の前でプレーができるというのは選手にとってこれ以上にないし幸せで、高いモチベーションでプレーできる大きな要素だと思います。(今シーズンは)こういう形で終わってしまいましたが、また来シーズン、みなさんの前でプレーできることを楽しみにしています」とも語った。
今シーズンは40試合に出場。一試合平均は14.4得点2.4リバウンド6.5アシストをマークし、アシストのタイトルも獲得した。
だが、本人は「その前の2年間はすごく安定したというか、1試合を通してひどい試合というのはあまり無かったのですが、今シーズンはシュートの精度に関して、悩むほどではなかったですが、あまり良くないなと思う試合が多かったです」と決して今シーズンの自身の出来には納得はいっていない様子。
しかし、数字を見れば1試合平均得点では日本人最多をマーク。「そこに関しては目指しているところではないのですが、シュート精度を欠いた中でも点を取れたのは強み。外角以外でも点が取れるところは見せられたかなと思います」と言う。それでもやはり、「うれしい気持ちはありますが、もっとできるかなという気持ちも強いです」と語った。
シーズン終了後は、「体をしっかり休ませる機会というのは多くはないので」という理由やゴールデンウイーク明けまでは緊急事態宣言が出ていたこともあり、「無理せず、本当に休もうという気持ちで、気が向いた時に家でトレーニングしていました」という富樫。ゴールデンウイークが明けた現在は徐々に体を動かし始めているという。
会見では東京オリンピックの開催延期についての質問もあったが、「日本のバスケットでいうと、もっと成長が必要な中でこの1年は、すごくプラスになることが多いような気がします。ポジティブにというか、もう決まったことなので、来年のオリンピックに向けて選手として最高のレベルに達せるように頑張りたいです。
Bリーグで一番のポイントガードになれば代表選手になれるというシンプルな思いでプレーしているので、それが実現できることをすごく楽しみにしていますし、大舞台に立ってどれだけできるのかというのもすごく楽しみです」と前を見据えていた。