現在27歳の同選手は188センチ86キロのシューティングガードで、ソノマ州立大学を卒業後、北海道へ加入した。同クラブで4シーズン過ごしたのち、2019-20シーズンに横浜ビー・コルセアーズへ移籍。昨季は36試合に出場したが、シーズン終了後に契約満了が発表されていた。
2シーズンぶりの復帰となった牧は、クラブ公式HPで以下のとおりコメントしている。
「こんにちは、牧全です。最初に、再び北海道でプレーできるチャンスを与えてくれた、レバンガ北海道のみなさんに感謝しています。プロ入り1年目から4シーズン、レバンガに在籍していましたが、怪我に苦しみ、チームの足を引っ張ってばかりでした。自分自身、北海道でやり残したことがたくさんあります。それをコートの上でしっかり表現して、チーム、そして応援してくださる皆さんに恩返しできればと思います。
昨シーズンで引退した折茂さんと松島が抜けて、コミュニケーションの部分でもがらっと変わると思います。自分はたくさん喋るタイプではないですが、殻を破り今まで以上に積極的になろうと思います。特に外国籍選手と日本人選手間のコミュニケーションを円滑にできるような存在になりたいです。
新ヘッドコーチの宮永さんとは1シーズン共にプレーした元チームメイトです。その当時1番若かった自分は、コート上ではもちろん、コート外でもたくさんお世話になりました。これからは宮永さんが目指すバスケを理解し、自分の個性を生かしつつ、勝ちにこだわる姿をブースターのみなさんに見せていきたいと思います。
今、世の中は大変な状況が続いてます。最前線で戦ってくれている医療関係者のみなさんを筆頭に、世間のためにがんばってくださっているみなさん、本当にありがとうございます。早く通常の生活に戻り、もう一度みなさんの前でプレーできることを楽しみにしています。選手、スタッフ、そして日本一のレバンガブースター、全員が一丸となり、シーズン開幕に向けて準備をして行きましょう!」
一方、退団する横浜のブースターに向けても、横浜の公式HPを通してメッセージを送っている。
「こんにちは、牧全です。改めて今シーズン沢山の応援ありがとうございました。シーズンも途中で終わってしまい、いろいろと大変な1年だったと思います。短い間でしたが、当初より横浜のみなさんに暖かく受け入れてもらえたことにとても感謝しています。
選手としても学んだことは沢山ありました。怪我なくシーズンを終えることができたのも、ビーコルのスタッフやトレーナーの方々のおかげだと思っています。
初めて一緒にプレーする選手がたくさんいたにも関わらずチームの仲も良く、シーズン後半戦にはすごくいいチームになっていました。そんな中でシーズンが途中で終わってしまい、目標にしていたチャンピオンシップ出場も叶わなかったことはとても残念です。まだまだチームとしても、個人としてもレベルアップしている姿をみなさんに見ていただきたかったのですが、来季は違うチームでのスタートになります。ビーコルブースターのみなさんとまた試合会場で再会することを楽しみにしています。
1年間、短い間でしたがお世話になりました。これからもチームは変わりますが応援よろしくお願いします」