6月15日、三遠ネオフェニックスはブラニスラフ・ヴィセンティッチ氏とのヘッドコーチ就任を発表した。
現在48歳のヴィセンティッチHCは、セルビア出身の指揮官。選手としては母国以外にもポーランドやロシア、ブルガリア、キプロスなどのリーグでプレーし、2010-11シーズンから指導者としてのキャリアをスタートさせた。HCとしては、これまでボスニア・ヘルツェゴビナやセルビア、ラトビアのクラブのほか、バーレーンのU16やU18代表チームで指揮を執ってきた。
今回の発表に際し、ヴィセンティッチHCはクラブ公式HPを通して以下のようにコメントしている。
「三遠ネオフェニックスで指揮を執ることとなり、大変うれしくとても興奮しています。
私にとって、いつも尊敬し個人的に体験したいと思っていた文化を持つ新しい国での新しい挑戦です。
日本のバスケットボールの発展に積極的に貢献し、最終的にはシーズンを成功させると同時に、チームを通して私のバスケットボール・フィロソフィーを実践していきたいと思います。
次のシーズンに向けての目標を達成することは大きな責任であると自覚しながら、ウラジミール・ヨヴァノヴィッチ氏と一緒にできることをうれしく思います。
改めまして、この機会を与えてくださったフロントスタッフの皆さんに感謝しています」
ウラジミール・ヨヴァノヴィッチ氏は、同日に三遠のアドバイザー就任が発表された指導者。昨シーズンの途中からアドバイザーとしてチームに加わり練習にも参加していたという。ヴィセンティッチHCと同じくセルビア出身で、来日はせずに母国からHCをサポートすることが発表されている。
また、2019-20シーズンに三遠の指揮を執った河内修斗氏は、トップアシスタントコーチ(TAC)としてチームに残留することが発表された。
河内TACのコメントは以下の通り。
「このような状況にも関わらず契約を提示して頂き、北郷社長、鹿毛GMに感謝申し上げます。
バスケットへの情熱、フェニックスへの愛情溢れる Vladeさん、Vicaさんと話をしていく中でこの人達と一緒に!と、決断させて頂きました。
まだまだ油断を許さない状況下ではありますが、昨シーズン一緒に戦った大好きなチームメイト、今シーズン新たに仲間に加わる素晴らしい選手、新しいチャレンジに挑む素晴らしいチームスタッフ、そしてファン・ブースターの皆さんとアリーナで一緒に戦える日を楽しみにしています」