アルバルク東京が今シーズンの新体制発表をオンラインで開催…新スローガンは『ReCHALLENGE』に決定

アルバルク東京が今シーズンの新体制を発表した[提供]=アルバルク東京

 8月2日(日)、「アルバルク東京公式YouTubeチャンネル」において、アルバルク東京B.LEAGUE2020-21シーズン『新体制発表会見』が開催された。例年、シーズン開幕を待ちきれないファンの熱気で盛り上がりを見せる恒例のイベントだが、今年は新型コロナウィルス感染拡大の影響により、オンライン配信での開催。報道関係者もまたリモートでの取材となった。

 冒頭、林邦彦社長が昨シーズンを振り返るとともに新シーズンに向けて、「New Normalの中での新たなチャレンジ。安心で安全な試合運営と新たな試合の楽しみ方の創造」を図っていくとあいさつ。

 続いて、選手・スタッフが登壇。新型コロナウィルス感染症対策の影響により来日できなかったルカ・パヴィチェヴィッチHC、イゴア・ジャレティッチAC、デュシャン・グヴォズディッチACのスタッフ陣、そして、デション・トーマス選手、ケビン・ジョーンズ選手、アレックス・カーク選手の6名からは動画メッセージが寄せられた。

 ルカHCは「3人目の外国籍選手としてデション・トーマス選手の獲得に成功し、選手層も厚くなった。強い精神と情熱を発揮して、日本一になる」と母国セルビアから力強く宣言。

 その後、選手たちも1人ずつ今シーズンに懸ける想いを語った。8月1日に新加入が発表されたばかりの28歳のPF、デション・トーマス選手も「優勝を目指して戦う。東京でプレーするのが本当に待ち遠しい」と意気込みを語った。

 ファンの気持ちを熱くさせたのが、今シーズン、新キャプテンに就任した安藤誓哉選手の所信表明。マイクの前に立つと「長くキャプテンを務めていた正中岳城さんから引退を告げられたときから次のキャプテンは自分、という予感がありましたし、クラブより正式にオファーを受けたとき、『覚悟は決まっています』と答えました。加入して4シーズン目になりますが、オンコートでもオフコートでもチームメートとは正直に付き合ってきた自負があります。自分らしい信念を貫き、日本一に向かってこのチームを引っ張っていきます」とはっきりとした口調でよどみなく語ると、オンラインのチャット上にもファンから期待の声が数多く寄せられた。

 また、今シーズンのスローガンは日本一3連覇への再挑戦という強いメッセージが込められた『ReCHALLENGE』に決定。続いてホーム用、ビジター用の新たなユニフォームもお披露目。究極のシンプルさとアルバルクレッドを強調したデザインが目を引いた。

 会見の最後には報道陣との質疑応答が行われ、過去のキャプテン歴を問われた新キャプテン安藤選手は「小学、中学、高校、大学と各年代でキャプテン経験がありますが、Bリーグでは初。伝説に残るようなチームを作ります!」と再び力強く語り、また、2年連続リーグMVPは意識しているか?という問いかけに対し田中大貴選手は「全く意識していません。チームが結果を残し、自分が貢献できれば、自ずと可能性があると思います」と冷静に回答した。

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