Bリーグがスポーツ庁から「外国籍選手の条件付きでの入国が認められる」との連絡を受けたと発表

 Bリーグは14日、スポーツ庁から「外国籍選手の条件付きでの入国が認められる」との連絡を受けたと発表した。バスケットボールが来年開催される東京オリンピックの種目であり、「大会に向けた準備に資するという公益性がある」と判断されたためとしている。適用日は今月10日から。

 日本政府は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、日本国籍を有していない外国人の入国を制限。「入管法に基づく入国制限対象地域」に滞在歴があると日本へ入国できず、Bリーグのクラブと新たに契約した外国籍選手が合流できない状況に陥っていたが、今回の発表により、Bリーグに所属する全外国籍選手の入国が可能になった。

 ただし、入国には条件が設けられており、「現地出発前72 時間以内に新型コロナウイルスに関する検査を受け、所定のフォーマットを用いて、現地医療機関から『陰性』であることを証明する検査証明を取得し、本邦入国時には当該証明書又はその写しを提示・提出すること」、「日本への入国時に到着空港において、新型コロナウイルス感染症の検査を受検し、検査結果が判明するまで、検疫所長が指示した待機場所に留り、他の者と接触しないこと」、「対象者は、検査結果判明後は、入国後14日間、所属クラブの責任で手配する宿泊場所(個室)で待機することとし、不特定の者との接触を行わないこと」などが条件に設定されている。

 今回の発表に際し、Bリーグの島田慎二チェアマンはコメントを発表している。

「この度、スポーツ庁より外国籍選手等の新規入国に関して、条件付きでの入国が認められる旨、ご連絡をいただきました。入国後の待機期間などを考えると、開幕に間に合うことが確約されたわけではありませんが、このような処置をいただいたことは我々に取って大きな一歩と言えます。スポーツ庁の関係者の皆様、その他ご尽力いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。

 B.LEAGUEは先日公開した「新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」に基づいた運営を行い、また定期的な新型コロナウイルス感染症に関するB.LEAGUE統一検査を実施するなど、厳格な感染症対策を行い、ファンの皆様が安心してご観戦いただけるよう努めてまいります」

 

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