広島ドラゴンフライズは17日、トーマス・ケネディの帰化申請が許可され、日本国籍を取得したと発表した。年内に登録区分を「外国籍選手」から「帰化選手」へ変更する見込みという。
現在33歳の同選手は、201センチ95キロのスモールフォワード兼パワーフォワード。デトロイトメルシー大学からオーストリア、フランスのクラブを経て2011年に岩手ビッグブルズへ入団。その後横浜ビー・コルセアーズや新潟アルビレックスBBなどでプレーし、2019年に広島へ加入した。今シーズンは13試合の出場で175得点(平均13.5得点)40リバウンド(同3.1リバウンド)を記録している。
ケネディはクラブ公式HPで「日本国籍を取得できて、本当にうれしいです。広島ドラゴンフライズのスタッフや日本語の先生、また多くの方々のサポートがなければ実現しなかっただろうと思います。皆さまのサポートのおかげでしっかりと勉強ができ、ゴールにたどり着くことができました。正式に日本国籍を取得できたうれしさと同時に、広島での今後がとても楽しみです。時間はかかりましたが、皆さまのサポートには本当に感謝しています」とコメント。
広島の浦伸嘉社長は「ケネディ選手の帰化承認により、外国籍選手をもう1名契約することが可能になりました。今季は当初からこの状況を想定して新外国籍選手の獲得交渉を行ってきましたが、現実的に獲得可能な状況になりましたので、できるだけ早期に獲得できるよう交渉を加速してまいります」とのコメントを発表している。