信州に連勝し、好調を維持するA東京…キャプテンの安藤誓哉「状況が悪い時でもブレずに前向きな姿勢を見せる」

ベンチからの出場で14得点4アシストをマークした安藤[写真]=B.LEAGUE

 2月7日、Bリーグ第20節が行われ、アルバルク東京信州ブレイブウォリアーズとの第2戦を戦った。

 信州との第1戦に83-73と勝利したA東京は迎えた第2戦、アレックス・カークの25得点を筆頭に、安藤誓哉がベンチ出場ながら21分間プレーし、14得点4アシスト2スティールをマーク。安藤は第4クォーターにチームトップの8得点を挙げる活躍を見せ、77-68でチームを連勝に導いた。

 試合後の記者会見で信州戦を振り返った安藤は「信州さんは40分間、自分たちのバスケットをスマートにしてきます。後半の少しの点差の開きが終盤まで続いて、僕たちが2つ勝たせてもらえた印象です。個人的には、アグレッシブに得点を取りに行くというのを意識している中で、第4クォーターの重要な時間帯で、良い状況判断ができたかなと思います」とコメント。

 ルカHCは第2戦の勝利に大きく貢献した安藤について「体調不良もあったので、まだ万全のコンディションではなく、彼の100パーセントの力は出せていないと思う。しかし、そんな中でもチームのために何がプラスかを考えてプレーしてくれました。一日でも早く、彼が持っている力を全て出し切ってプレーできることを望んでいます」とさらなる期待を寄せた。

 今年に入ってリーグ戦7勝2敗とチームが好調なことについてルカHCは「シーズン前半は複数の選手の合流が遅れて、チームの安定感がなかったですが、その中でも我々は常に諦めず、お互いを補い合おうとしました。昨年12月(26、27日)の名古屋D戦から勝ち進んでいるので、選手個人としても、チームとしてもステップアップしている感触はあります」と手応えを感じているようだ。

 同様にチームが浮上してきたことについて安藤は「キャプテンとして意識していたのは、状況が悪い時でも表情に出さず、ブレずに前向きな姿勢をチームーメートに見せることです。長いシーズンの中で、味方や自分のやりたいことを理解し合って、5人でどうプレーするかがバスケの楽しくて難しいところです。今は良いケミストリーが作れてると思います」とキャプテンらしい姿勢を見せた。

 最後に東地区2位につける次戦の千葉ジェッツ戦について聞かれると2人は以下のように意気込みを語った。

安藤「千葉さんはタレントが揃っていて、強いチームです。今の良い流れを継続して自分たちのバスケットができれば、勝ちがついてくると思います」

ルカHC「帰化選手のギャビン・エドワーズにガードのシャノン・ショーターもいて、手強い相手です。マッチアップも非常に厳しいですが、我々は対戦相手がどこだろうと自分たちのやるべきことにファーカスします。目の前の試合を一つでも多く勝利して、プレーオフ進出に向けてしっかりと戦っていきます」

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