広島ドラゴンフライズは20日、尺野将太氏を新ヘッドコーチとして招聘すると発表した。
地元・広島県出身で現在37歳の同氏は、2016年に横浜ビー・コルセアーズのアシスタントコーチに就任。2016-17、2017-18と2年連続でシーズン途中にヘッドコーチに昇格し、チームをB1残留に導いた。2018-19シーズンは広島の指揮官を務め、B2で西地区3位という成績を記録。2019シーズンからは広島のU15ヘッドコーチを務めていた。
尺野氏は就任にあたり、クラブ公式HPで「この度、ヘッドコーチに就任いたしました尺野将太です。ここまで築いてきた広島ドラゴンフライズの文化を継承し、残り23試合を諦めることなくチーム一丸となって戦いたいと思います。厳しい戦いが続くと思いますが、変わらず熱いご声援とご支援のほど、よろしくお願いいたします」とコメント。
また、同クラブの浦伸嘉代表取締役社長兼ゼネラルマネージャーは「尺野氏は2018-19シーズンのHCとして、現在はユースチーム、育成年代の統括者として、クラブを支えてくれています。この状況でHCを託すのは尺野氏しかいないと考えて、オファーさせていただきました。尺野氏の率いた2018-19シーズンは最終的にはプレーオフ進出を逃したものの、15勝1敗というスタートダッシュを決め、当時『逆転の広島』と言われるほど接戦をものにしてきた粘り強い戦いを示してくれていました。我々に今必要なのは粘り強さ、最後まで諦めない姿勢、そして何よりも『屈しない』という広島らしさを取り戻さなくてはならないと強く感じています。もちろん、ここから劇的に変わることは難しいですが、残りのシーズン、ファンの方々が『広島らしさ』を感じていただき、感動していただける試合を目指してまいりたいと思っております」と話した。