「将来の夢は東京オリンピック出場」竹原レイラ(大阪桐蔭)

大阪桐蔭のエースセンター竹原レイラ[写真]=徳原隆元

 平成29年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)に大阪府代表として出場する大阪桐蔭高等学校のエースセンター竹原レイラ。その竹原に3回戦、広島皆実戦に勝利した後、話を聞いた。

 竹原の身長登録は185センチだが、伸びやかな手足と均整の取れたスタイルから、それよりも大きく感じる。その高さを生かしたプレーは相手チームにとっては脅威以外の何物でもなく、ゴール下での強さは群を抜く。さらにただターンしてシュートするだけではない。ステップワークを駆使してのムーブや柔らかなシュートタッチ、そして外角からのドライブも見せ、さながら昨シーズンのWNBAファイナルMVP、キャンディス・パーカー(ロサンゼルス・スパークス)を彷彿させるほど。

 竹原は高校生ながら日本代表候補合宿に召集されるほど、将来を嘱望される選手。そこで一緒に汗を流した“お姉さんたち”が今回アジアカップで3連覇を達成した。

 「(女子代表のアジアカップ)優勝はびっくりしました。1次合宿に呼んでいただいて、いろいろなことを教わったり、先輩方にやさしく接していただいて、『ここでプレーできるようになりたい』と強く感じたことを覚えています」と、目を輝かせた。

 この日対戦した広島皆実には竹原同様注目を集めるセンターの三間瑠衣(身長185センチ)いる。

 「正直意識しました。三間さんとは中学の頃からアンダーカテゴリーの合宿で同じ部屋になったりして、仲がいいんです。高校になってから初めてのマッチアップでした。今日は自分のプレーができずに、シュートタッチも悪かったです。逃げていた部分もあって、リングにボールを押し込むくらい、積極的にプレーしないとダメですね」と反省しきり。

 「今日勝って大阪桐蔭として初のベスト8です。でも油断は禁物。チームとして、みんなで勝ち進んでいきます。将来の目標は東京オリンピック出場。頑張ります!」

 大阪桐蔭は今日、7月31日、昭和学院に勝ってついにベスト4に歩を進めた。明日は第1シードの岐阜女子高校(岐阜県)と対戦。バイ・クンバ・ディヤソンとのマッチアップに注目が集まる。

ゴール下のポストプレーでは強さを発揮する

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