2017.07.29

【第2日女子総括】シード校が続々登場! そのチームへの挑戦権をかけた戦い

逆転シュートを決めた福大若葉⑦篠原愛佳[写真]=徳原隆元
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 7月29日、平成29年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)女子は2日目を迎え、シード校が福島市国体記念体育館に登場した。

 優勝候補の筆頭、岐阜女子高校(岐阜県)は94-45 京都精華学園高校(京都府)で快勝。高い得点能力だけでく、岐阜女子の伝統である堅固なディフェンスが初戦からさく裂。⑦バイ・クンバ・ディヤサンがゴール下を完全掌握して、京都精華学園につけいるスキを与えなかった。

 この岐阜女子への挑戦権を獲得しようと虎視眈々と狙っているのが福岡大学附属若葉高校(福岡県)。しかし、埼玉栄高校(埼玉県)との2回戦はビハインドを抱える苦しい展開となった。埼玉栄のトラップディフェンスに手を焼き、リバウンドではオフェンスリバウンドを奪われ、セカンドショットを決められてしまった。しかし、福大若葉・池田憲二コーチ「ハーフコートに相手のシュートが落ちる時が来る。それまで集中力を保とう」と指示を出した。

 後半に入り、じりじりと点差を詰める福大若葉。残り1分39秒、⑦篠原愛佳がスティールから速攻を決めると逆転に成功。その後は埼玉栄を無得点に抑え、福大若葉が逆転勝ちを収めた。

 池田コーチは今年のチームを「エースがいない」と評価するが、「だからこそどこからでも攻められるし、みんなでディフェンスからやるしかない。ぜひとも勝ち進んで岐阜女子に挑戦したい」とポジティブにとらえていた。

 その他のシード勢は大阪薫英女学院高校(大阪府)、東京成徳大学高校(東京都)がほぼ完ぺきな内容で初戦を突破。しかし、 札幌山の手高校(北海道)は70-77のスコアで昭和学院高校(千葉県)に敗れた。

 明日7月30日は福島市国体記念体育館で3回戦8試合が行われる。ピックアップゲームは広島皆実高校(広島県)vs 大阪桐蔭高校(大阪府)。今大会の注目選手である広島皆実⑥三間瑠依と大阪桐蔭⑮竹原レイラのセンター対決は見逃せない。