重圧の日々を乗り越え大舞台で躍動、福大大濠の中崎圭斗「みんなが支えてくれた」

決勝で福大大濠を引っ張った中崎圭斗 [写真]=山口剛生

 8月2日にあづま総合体育館で行われた、平成29年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)の男子決勝。福岡大学附属大濠高校(福岡県)が明成高校(宮城県)との大接戦を61-60で制し、優勝を果たした。

 福大大濠の中崎圭斗は試合をとおし、それぞれチーム最多の20得点9リバウンド3スティールを挙げて勝利に貢献。「今まであまり勝てていなかったので、重荷はそんなになく、チャレンジャーとして挑むことができました。(3回戦の)東山(京都)戦が山場だったので、そこで思いきりプレーできたのが良かったと思います」と大会を振り返った。

 そう言いながらも、これまでの日々で大きな不安を抱えていたことを吐露。「3月、4月あたりは、ストレスで吐き気に悩まされていて、今も治りかけです」と明かし、「でも、みんなが支えてくれました。準決勝では、後輩の横地(聖真)や中田(嵩基)、土家(大輝)ががんばってくれて、ここまでつないでもらったので、決勝では3年生がしっかりしないといけないと思いました」と責任感を口にした。

 最後に全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会(ウインターカップ)へ向けて、「(夏の)チャンピオンとして、みんなで勝ちにいきたいと思います」と語った。

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