6連覇を逃した桜花学園、山本麻衣は司令塔としての進化に意欲「全員に共通理解させたい」

桜花学園を引っ張った山本麻衣 [写真]=山口剛生

 平成29年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)が8月2日に閉幕。女子の部では、桜花学園高校(愛知県)が岐阜女子高校(岐阜県)に55-61で敗れ、大会6連覇を逃した。

 桜花学園をけん引したポイントガードの山本麻衣は試合後、40得点を与えた岐阜女子のバイ・クンバ・ディヤサンに対抗できなかったことを明かした。「クンバのところで点数を取られ、離されてしまいました。全部押しこまれて、裏に入れられて、そこでのファウルトラブルもありました」。

 1回戦から参加した桜花学園は、シード校の岐阜女子よりも試合数が多かったものの、「決勝は関係ないです。気持ちで戦うことを決めていたので、疲労感はありません」と山本。自身はチームトップの24得点を挙げたが、「自分が外打ちになっていたので、もう少しドライブできれば良かったです。ボールを振りきってもらうことができませんでしたし、ジャンプシュートの確率もあまり良くなかったです」とプレーを振り返り、「相手に追いついた時もありましたが、そこで1対1だけになって、チームで攻めることができませんでした」と悔しさをにじませた。

 インハイ連覇は途絶えたものの、10月には国民体育大会(国体)、12月には全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会(ウインターカップ)が控えている。「自分はゲームの組み立て方をもっと良くして、全員に共通理解させることを練習からやりたいです」と語り、「ファーストブレイクがなかったので、もっとディフェンスを強化して、ブレイクにつなげられるようにしたいです」とチームの目標を掲げた。

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