12月26日、武蔵野の森総合スポーツプラザで行われた「Softbankウインターカップ平成30年度 第71回全国高等学校バスケットボール選手権大会」男子3回戦にて、能代工業高校(秋田県)が中部大学第一(高校総体2/愛知県)と対戦。試合は第1クォーターで10-30とされると、次の10分間はわずか6得点に抑えこまれる。後半も終始反撃の糸口をつかめず、最終スコア43-90で敗戦した。
「シュートはもちろんですが、自分はディフェンスが1番自分の仕事」という佐藤侃(3年)は、初戦の美濃加茂高校(岐阜県)戦で4本の3ポイントを沈め、2回戦では5本の3ポイントを含む25得点を挙げたシューター。この試合では10得点をマークしたが、3ポイントは7本中0本と得点面でチームを救えなかった。
試合後、佐藤に立ちあがりで離された要因を問うと、「オフェンスの面で自分たちに余裕がなくて、相手のバスケをさせてしまったというところですね」とコメント。43点にとどまった得点面に関しては「(相手の)レベルが高くなって、そこに対応できる力が足りなかったなと思います」と肩を落とした。
3年ぶり47回目のウインターカップは、3回戦敗退という結果に終わった能代。「“能代復活”、日本一を目指したんですけど、自分たちの代で勝てなかったので、次の後輩たちに期待したい」。
「悔いがないと言ったら嘘なんですけど、伝統のある能代でバスケができたのはよかったなと思います」
佐藤は3年間で果たせなかった“能代復活”の思いを後輩たちに託し、次のステージに進む。