6月6日に長野市真島総合スポーツアリーナ(ホワイトリング)で行われた第5回東アジアバスケットボール選手権大会準決勝で、男子日本代表チームはチャイニーズ・タイペイ代表に73-78で敗れて決勝進出を逃した。
チーム最多となる20得点をマークした比江島慎(シーホース三河)は、試合後に「自滅して負けてしまった」と悔やんだ。「出だしからソフトに入ってしまった」と、15-25と2ケタのビハインドを背負った第1クォーターを振り返り、「相手にオフェンスリバウンドを取られてしまった」とゴール下での失点が重なったことを敗因に挙げた。後半は比江島を中心に反撃を試み、第3クォーターを21-15、最終クォーターを26-23と相手の得点を上回ったが、前半の点差を覆せず。「僕たちらしい激しさを出せず、ヘッドコーチが求めるバスケットも出来ずに終わってしまった」とゲームを総括した。
韓国と中国による準決勝の結果を受け、7日の19時から行われる3位決定戦の対戦相手は中国に決まった。比江島は「やり甲斐がある相手」と意欲を見せ、「高さもスピードもあり、若いメンバーである分、アグレッシブに向かってくる」とコメント。「高さに勝つためにも、質の高いバスケットをしなければ攻められないと思います」と話し、「集大成として、日本らしいバスケットをお客さんにしっかり見せて、しっかり勝ちたいです」と決意を口にした。