途中出場からチームを救った水野幹太「アピールのチャンスだと思った」

韓国戦でチームの勝利に貢献した水野[写真]=小永吉陽子

 7月8日(現地時間7日)にエジプトのカイロでFIBA U19バスケットボールワールドカップ2017の9-16位決定戦が行われ、男子U19日本代表チームが韓国代表と対戦。日本は第3クォーター終了時点で11点のビハインドを背負ったが、最終クォーターで30-6と相手を圧倒し、最終スコア77-64で逆転勝利を収めた。

 今大会はあまり出場機会に恵まれていなかった水野幹太(法政大学1年)だが、第3クォーター残り1分47秒にコートイン。試合終了残り5分4秒に1点差に迫る貴重な3ポイントシュートを沈めたほか、4リバウンド2スティールを記録するなどディフェンス面での活躍も光った。

 水野は試合後、「マリ戦以降、調子が悪く、あまり試合に出られなかったが、今日は自分にチャンスがあると思っていた」と明かし、「今まで(重富)周希(専修大学1年)と中田(嵩基/福岡大大濠高校2年)の2人に負担をかけていたので、今日は自分がカバーしてあげようと思った」とコメント。また、「負けている状況から試合に出るということは、アピールのチャンスだと思ったので、ミスをしないよう落ち着いてプレーすることを心掛けた。自分のいいところはディフェンスしかないので、ディフェンスだけやろうと思った」と振り返った。

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