U19日本代表がプエルトリコに惜敗、過去最高の10位で大会を終える

27得点11リバウンドを挙げた八村塁 [写真]=小永吉陽子

 7月9日にエジプトのカイロでFIBA U19バスケットボールワールドカップ2017の9位決定戦が行われ、男子U19日本代表チームがプエルトリコ代表と対戦した。

 三上侑希(中央大学2年)、増田啓介(筑波大学2年)、八村塁(ゴンザガ大学)、重冨周希(専修大学1年)、杉本天昇(日本大学1年)の5人が先発に名を連ねた日本。第1クォーターは一進一退の攻防が続いたが、2点リードで迎えた残り4秒に得点を決められ、17-17で終了した。

 続く第2クォーターは、開始2分43秒に水野幹太(法政大学1年)のアシストから八村がチーム初得点をマーク。その後も拮抗した展開が繰り広げられると、日本は残り3分3秒から津屋一球(東海大学1年)、三上、杉本、八村の連続得点で相手を突き放す。同3秒に3ポイントシュートを与えたが、終了間際に杉本が得点を積みあげ、33-29と4点リードでハーフタイムを迎えた。

 八村の得点で先制した第3クォーターだったが、開始2分26秒に同点に追いつかれ、同3分32秒に勝ち越し点を献上。残り5分50秒にタイムアウトを取って立て直しを図ったが、同5分13秒から2連続得点を与えて7点のビハインドを背負う。それでも、増田、八村、三上を中心に反撃を試みると、終了間際に増田の3ポイントが決まり、49-51と2点差まで詰め寄った。

 最終クォーターも激しい点の取り合いに。4点ビハインドで迎えた試合終了残り5分3秒にシェーファーアヴィ幸樹(ブリュースターアカデミー)が八村のパスを受けて得点を挙げると、同4分13秒には八村が同点弾を記録し、直後に2本のフリースローを沈める。しかし、1点リードで迎えた終了間際にインサイドから決勝点を与え、67-68で惜敗。日本は通算3度目の出場で、過去最高となる10位で大会を終えた。

 なお、27得点11リバウンドをマークした八村は、1試合平均20.6得点の成績を残し、得点ランキング2位に入った。

【試合結果】
■日本代表 67-68 プエルトリコ代表(@カイロ)
JPN|17|16|16|18|=67
PUR|17|12|22|17|=68

ボックススコア

モバイルバージョンを終了