7月12日に味の素ナショナルトレーニングセンターで平成29年度バスケットボール男子日本代表チームの第6次強化合宿が開催。富樫勇樹(千葉ジェッツ)、比江島慎(シーホース三河)、田中大貴(アルバルク東京)などといった東アジアバスケットボール選手権大会2017出場メンバーを中心に計17選手が参加した。
FIBA ASIAカップ2017に向けた同合宿だが、フリオ・ラマス新ヘッドコーチとエルマン・マンドーレ新アシスタントコーチがアルゼンチンリーグのプレーオフに参加しているため不在。しかし、新HCの下で経験を積んだファクンド・ミュラー氏がスポットコーチを務め、戦術を浸透させている。
富樫は「オフェンスもディフェンスも変わったことが多い」と明かし、「アジャストしたい」とコメント。また、「イチからのスタートになるので、しっかりとアピールしたい」と述べ、主力選手でありながらも気を引き締めた。
続けて富樫は、これまでテクニカルアドバイザーとして指揮を執ったルカ・パヴィチェヴィッチ氏(現A東京HC)と、新指揮官に就任したラマスHCを比較。「(ルカHCは)3ポイントを打たせることを嫌い、ヘルプに寄り過ぎないことを要求した。しかし、(ラマスHCは)レイアップを打たせず、ヘルプをして外に飛ばす戦略と聞いている」。
アジアカップ開幕まで27日に迫る中、指揮官不在について「不安はある」と心情を吐露したが、「選手としてはやるしかない」と力強く語った。