第1Qに無念の負傷交代、主将の古川孝敏「『経験を活かす』という言葉で終わらせたくない」

ベンチからチームを鼓舞した主将の古川 [写真]=日本バスケットボール協会

 8月15日(現地時間14日)にレバノンのベイルートでFIBA ASIAカップ2017のベスト8決定戦が行われ、「AKATSUKI FIVE」男子日本代表チームが韓国代表と対戦。日本は前半を2点リードで折り返したが、第3クォーター終盤から主導権を握られ、最終スコア68-81で敗れた。日本バスケットボール協会(JBA)が公式Facebookをとおして試合後の選手、コーチのコメントを発表した。

 2試合ぶりに先発出場した古川孝敏琉球ゴールデンキングス)だったが、第1クォーター途中に足首の負傷により交代。ゲームの大半をコート外から見守ったキャプテンは、この日の試合展開をこう振り返る。

「日本の良さが出た部分もありましたが、大事な場面で相手に流れを持っていかれてしまったのはすごく残念です。第4ピリオドは韓国の方がうまくコントロールしていましたが、あそこでどれだけチームとして戦えるかが今後の課題です。少し相手に対して受けてしまい、オフェンスがうまくいかない部分もありましたが、そこではなく、やっぱりディフェンスしてリバウンドすることが大事です」

第1クォーターの途中に負傷交代した古川(右端) [写真]=日本バスケットボール協会

 続けて「韓国の流れの中でもゲームをコントロールできなければ、絶対にこのレベルでは勝てません」と危機感を募らせながらも、「自分たちが戦えないわけでは決してありません。やらなければならない小さいことから徹底していくことが大事になります」と口にした。

 アジア杯のベスト8進出を逃した日本だが、11月からはFIBA バスケットボールワールドカップ2019 アジア地区1次予選に挑む。古川は「絶対に次は負けられないので、この経験を生かすという言葉だけでは終わらせたくないです」と意欲を示した。

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