11月27日にチタニウム・セキュリティ・アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 1次予選」の第2戦目が行われ、FIBAランキング50位の“AKATSUKI FIVE”男子日本代表チームが同9位のオーストラリアと対戦した。
初戦でフィリピンに敗れた日本は、富樫勇樹(千葉ジェッツ)、比江島慎(シーホース三河)、馬場雄大(アルバルク東京)、竹内譲次(A東京)、アイラ・ブラウン(琉球ゴールデンキングス)の5名で試合をスタートした。
試合開始29秒にブラウンが幸先良く先制点を挙げたが、直後にレイアップと3ポイントシュートで連続失点。しかし、フィリピン戦で20得点を記録した比江島が第1クォーターから奮起する。同3分7秒と同3分35秒に3ポイントをマークすると、残り4分33秒と同3分26秒にも積みあげて2ケタ得点に到達。高確率でシュートを沈める相手に対し、富樫や馬場、途中出場の張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)が応戦して、22-23で最初の10分間を終えた。
続く第2クォーターは序盤で4-11と突き放される。開始3分4秒のタイムアウト後もスコアが伸びず、さらにファウルがかさみ、同4分29秒にチームファウルが5つに達する。27-37で迎えた残り4分23秒に篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)がレイアップを決めて点差を1ケタに。しかしリバウンド争いで圧倒され、ミスも続く中、同46秒に得点を許して31-43でハーフタイムに突入した。
相手ペースのまま第3クォーターに入ると、レイアップやアリウープなどで失点を重ね、開始3分14秒の時点で16点差に。その後はブラウンの3ポイント、馬場のダンクなどで勢いづき、48-55と9点差まで詰め寄る。残り1分36秒に生まれた馬場の得点直後に3ポイントを決められたが、直後にブラウンが2本のフリースローを成功。しかし、1ケタ点差をなかなか維持できず、50-60でこのクォーターを終了した。
最後の10分間も比江島を中心に攻めこむが、互いに点を取り合いビハインドを縮めることができない。篠山がルーズボールに飛びこんだり、ブラウンや太田敦也(三遠ネオフェニックス)がリバウンドで奮闘したりするが、試合終了残り4分45秒に3ポイントを決められ58-73。比江島や富樫のシュートはネットを揺らせず、逆に猛攻を許して万事休す。日本が最終スコア58-82で敗れ、同予選2連敗を喫した。
■日本 58-82 オーストラリア
JPN|22|9|19|8|=58
AUS|23|20|17|22|=82