6月15日に大田区総合体育館で「バスケットボール男子日本代表国際強化試合2018」が行われ、男子日本代表チームが韓国代表と対戦した。
富樫勇樹(千葉ジェッツ)、比江島慎(シーホース三河)、馬場雄大(アルバルク東京)、八村塁(ゴンザガ大学)、ニック・ファジーカス(川崎ブレイブサンダース)がスターティングファイブに名を連ねた日本は、開始早々に3ポイントを許すなど0-5と出遅れる。富樫が開始1分28秒に初得点を挙げたが、イ・スンヒョンに3ポイントを決められ2-10。その後は点の取り合い。日本はファジーカス、八村の2人を中心に得点を重ねると、同点で迎えた残り1分47秒に比江島が3ポイントを成功。リードを奪った日本は竹内譲次(A東京)、馬場にも得点が生まれ、27-20で最初の10分間を終了した。
第2クォーターも開始45秒に3ポイントで失点。しかし、竹内、富樫、八村の3連続得点で、同2分32秒の時点で点差を2ケタに広げる。ベンチスタートのシェーファー アヴィ幸樹(ジョージア工科大学)、熊谷尚也(大阪エヴェッサ)もコートに立つと、残り4分10秒に富樫のアシストから熊谷が3ポイントを成功。その後もファジーカスがブロック、リバウンド、得点と攻守において躍動し、最後は篠山竜青(川崎)が2本のフリースローを沈め、49-38で試合を折り返した。
第3クォーターは開始33秒に八村のパスからファジーカスが3ポイントをマークし、比江島、八村も続き、58-44とリードを14点差に拡大。しかし、その後は相手に主導権を握られ、ミスから立て続けに失点を重ねる。あっという間に点差を詰め寄られたが、残り30秒に竹内のダンクで67-62と5点リードまで戻した。
辻直人(川崎)の3ポイントシュートでスタートした第4クォーター。ファジーカスが不在の中、開始1分23秒に八村がオフェンスリバウンドからシュートを沈めると、同2分18秒に馬場がスティールから速攻を仕掛ける。ダンクこそ相手に防がれたが、2本のフリースローを確実に得点へとつなげた。さらに同3分21秒、八村が富樫のシュートミスを押しこむ形で豪快なダンク。再び点差を2ケタに広げた。
中盤に差し掛かるにつれて相手にリズムがいきかけたが、残り5分6秒に古川孝敏(琉球ゴールデンキングス)がファウルを受けながら3ポイントを成功。獲得したフリースローも確実に決めた。87-74で迎えた同1分57秒に比江島がファウルアウトとなったが、そのまま逃げきり、最終スコア88-80で勝利。初めて日の丸を背負ったファジーカスが28得点13リバウンド、A代表デビュー戦の八村が17得点7リバウンドと躍動した。
■試合結果
日本 88-80 韓国(@大田区総合体育館)
JPN|27|22|18|21|=88
KOR|20|18|24|18|=80