男子日本代表がオーストラリア代表を下した6月29日の「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 1次予選」。途中出場で躍動した馬場雄大(アルバルク東京)は「最後の最後まで戦いだと思っていた。一瞬も気を抜けなかった」と、1点差で逃げきった激闘を振り返った。
第3クォーター残り3分53秒に相手との接触で一時ベンチに下がった馬場だったが、最終クォーター開始2分37秒に再びコートイン。直後に篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)のアシストから6点差に広げるシュートを決めた。残り2分18秒には比江島慎(シーホース三河)の技ありパスを受け、レイアップを記録。「自分のマークマンが比江島さんを見ていたので、裏が空くと思っていた。タイミングを合わせながら目が合った」。緊迫した終盤の時間帯でも出場し、試合終了のブザーをコートで迎えた。
1本もシュートを外さず8得点をマークした馬場は「準備してきたことがうまくいったし、タフさを見せることができた」とコメント。また、ゾーンディフェンスについても「いい形でやれた。チャイニーズ・タイペイ戦でも実用できる」と、手応えをつかんでいる。
ケガは問題ないようで、最終戦に向けて「また、気持ちを引き締めてやっていく。全然違う戦いになると思う。スタートから走って、自分たちの強みを出せたら」と意気込みを語った。