2018.06.30

富樫勇樹、気の緩みなし「あと1勝して帰ってきたい」

1次予選最終戦となるチャイニーズ・タイペイ戦に向けて意気込みを語った富樫 [写真]=山口剛生
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「本当にすごいこと。その一言」。男子日本代表の先発ポイントガードを務めた富樫勇樹千葉ジェッツ)は、やや興奮気味に試合を振り返った。

 6月29日に千葉ポートアリーナで行われた「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 1次予選」で、日本がオーストラリア代表を79-78で撃破。富樫は相手とのミスマッチに苦しみ、得点を挙げることができず。それでもボールを動かし、4つのアシストを記録した司令塔は、「オーストラリア戦だけを見据えていた。『この試合に勝つんだ』、『男子日本バスケの歴史を作るんだ』という思いで(合宿に)取り組んでいた」と明かした。

 一方、リバウンド数で相手の50本に対し44本と奮闘したものの、セカンドチャンスから18得点を許したことは課題だという。しかし、高さで勝る強豪相手に「ゾーンディフェンスを敷いて、うまくローテーションできた」(富樫)ことは収穫だろう。

 7月2日には、2次予選進出に向けて絶対に負けられない敵地でのチャイニーズ・タイペイ戦が控えている。富樫は「勝たないと次のステージに行けない。選手それぞれが切り替えて、あと1勝して帰ってきたい」とコメントした。

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