アジア選手権で「いい経験」を積んだ河村勇輝、今後の目標は「国体とWCで優勝できるように」

11日のイラン戦では、両チーム最多の18得点で勝利に貢献した河村[写真]=fiba.com

 8月11日に行われた「FIBA U18アジア選手権大会2018」の5位決定戦で、男子U18日本代表がイラン代表に60-58で勝利。「FIBA U19バスケットボールワールドカップ2019」出場権は逃したものの、最終戦を白星で終えた。

 今大会はベンチから出場で、主に流れを変える役割を担ったポイントガードの河村勇輝(福岡第一高校)は、イラン戦で両チーム最多となる18得点をマーク。予選ラウンド第3戦で敗れた相手へのリベンジ達成に大きく貢献した。同選手は試合後のインタビューで、「予選でイランに負け、オーストラリアにも負けてしまいましたが、(彼らは)世界大会でも上位に来る世界レベルのチームとやれたことは、一つ収穫になりましたし、いい経験になりました」と予選からの7試合を振り返った。自身の出来については、「最後に決めきる力とか、フリースローも試合をとおして入っていなかったので、そういったところをしっかりしなければいけないです」と今後への課題を口にした。

「福岡第一に戻ったら国体とウィンターカップで優勝できるようにがんばりたいです」

 また一つ経験を積んだ河村は、今大会と同時期に行われた「平成30年度全国高等学校総合体育大会 バスケットボール競技大会(インターハイ)」に出場できず、自チームが初戦で敗れた悔しさを糧に、さらなるレベルアップを図る。

取材協力=青木崇

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