2月21日、アザディ体育館にて「FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 2次予選(Window6)」が行われ、日本代表とイラン代表が対戦。日本は終始リードする展開を作り、最終スコアを97-86で勝利した。
ここまで予選全試合に出場している田中大貴(アルバルク東京)は、この試合で約30分間に出場し、計10得点4リバウンド3アシストとオールラウンドな活躍が光った。「自分のバランスを考えてやっている。ニック(ファジーカス/川崎ブレイブサンダース)とか比江島(慎/栃木ブレックス)がいる時は彼らに任せて、彼らが下がってしまう時には自分がシュートを打とうと、それが今日はうまくいった」と一定の手応えを口にした。
ディフェンスでも、相手にプレッシャーをかけ続けた田中だったが「13番(モハマド・ジャムシディ)のところを馬場(雄大)と自分で見ていたが、ピック&ロールでビックマンをうまく使われて、スクリーンでかなりやられてしまった」と反省しつつ、「ディフェンスのところで激しさを出すのが自分の役割だと思っているので、そこはやっていきたい」と続けた。
この勝利でワールドカップ出場まであと1勝に迫った日本は、24日にカタールとの最終戦を迎える。最後に田中は「(フリオ・ラマス)ヘッドコーチがいつも言っているように、出場権を獲得するかしないかだけで、近付いたというのは自分の中ではない。次も勝つだけです」と次戦を見据えた。