男子日本代表、2次合宿の模様を公開…サイズのある若手中心でジョーンズ杯へ

現在、都内で強化合宿を行っている男子日本代表

 7月3日、味の素ナショナルトレーニングセンターにて男子日本代表チームによる第2次強化合宿の模様が報道陣に公開された。

 今回招集されたメンバーは、7月にチャイニーズ・タイペイで開催される「第41回 男子ウィリアム・ジョーンズカップ」に向けた選考が目的。6月の第1次育成キャンプにも参加したメンバーのほか、ワールドカップ予選を経験した張本天傑名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)やベンドラメ礼生サンロッカーズ渋谷)、帰化選手のニカ・ウィリアムス(秋田ノーザンハピネッツ)など計21名が選ばれた。

4月に帰化申請が法務局より許可されたウィリアムス

 公開練習に姿を見せたのは、終始別メニューとなった選手を含め18名。最終メンバー選考も佳境に入り、今大会を指揮するエルマン・マンドーレヘッドコーチは、「今日はチームディフェンスの部分にフォーカスしました。また、新しく導入したオフェンスシステムを、本大会に向けてしっかりと使えるよう最終確認しています」と報道陣に向け説明。コート内の選手たちは激しいボディコンタクトで、より実戦を意識したメニューをこなしていた。

現在25歳のベンドラメは、年下の選手たちには「負けません」と意気込む

 平均22.9歳と若手中心ながら、195.5センチの平均身長を誇る今回の日本代表。指揮官は、1人の選手が中心になるのではなく、あくまでチームプレーを重視している。「チーム全体でいい連携が取れるように、いろんなタイプの選手を連れてきて、基礎を作っています。選手一人ひとりがそれぞれの役目をこなしてくれたら、もちろんチームとしても機能しますし、いい結果が残せると思っています」。

 アシスタントコーチを務める佐古賢一氏は、同合宿メンバーに名を連ねた20歳の渡邉飛勇(ポートランド大学2年)を「昨年からフル代表候補に選ばれてますし、サイズ(207センチ)もあって面白い」と期待を寄せる。また、ベンドラメや安藤周人(名古屋D)らの“Bリーグ組”に関しても「昨年から大きく成長している」と評価した。

「ここに集まっている選手の経験だけではなく、日本のバスケットのスタイル、流れをジョーンズカップでもパフォーマンスとして発揮できればなと思っています。しっかり結果を求めていきたいです」(佐古AC)

練習の最後には試合形式の5対5が行われた

 なお、同合宿は11日まで行われる予定だ。

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