7月3日、男子日本代表チームが都内で第2次強化合宿の模様を報道陣に公開され、アルバルク東京の安藤誓哉が取材に応じた。
第1次育成キャンプに続き、代表メンバーに名を連ねた安藤は「前回の10日間の最初のキャンプでやっぱりアメリカでやっている学生だったり、日本の学生だったりインテンシティがすごく高くて、正直いい意味でびっくりして」と第1次キャンプについて振り返り、続けて「いいモチベーションになったというか、その中で僕もしっかり体を作っていって、その中でセカンドキャンプに入っていいパフォーマンスができているかな、いい状態になっているかなと思います」と手ごたえを感じていていた。
エルマン・マンドーレヘッドコーチのバスケットスタイルについて問われると「ディフェンスのポジショニングを、変えることとオフェンスではクリエイト能力、シンプルにクリエイトする力が求められるので、ある程度決められたフォーメーションというよりは、少しある程度オプションがプレイヤーの方にたくさんある、なのでそこを出しながら自分を活かすっていうのが大事になってくるかなと思います」と語った。
昨シーズンから代表入りを意識したコメントを発していた安藤。これについて問われると「まだクリエイトができて、なおかつフル代表になれば攻める選手がたくさんいますし、その中でオープンスリーを決められる。あとフィジカルの強さ、リバウンド、ディフェンスっていうのの、これらに対してのウィークネスができるだけないっていうのを逆に僕の強みとしていきたいなと今は思っています」と話した。
現在、代表のポイントガードには、富樫勇樹(千葉ジェッツ)、篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)に加え、ベンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷)の3選手が定着しつつある。このメンバーに割って入って行くためには「もっともっとゲームを支配できるように、影響力を出していかないといけないと思います」と意欲的だ。
「(合宿中は)練習してトレーニングして、飯食って、練習して休み、それの繰り返しで体作り上げて行くしかないですね。この期間こうやってバスケットだけに集中しているのは、キャリアアップにはいいことだと思うので専念したいですね」
すでに若手と呼ばれる年齢ではない。Bリーグ2連覇を達成したチームの司令塔を担ってきた実績と自信が安藤を支えているに違いない。更なる飛躍を期待したい。